わたしはここにいるよ

インターネットの片隅で愛を叫ぶ

双子座彼氏、たっちゃんとのこと。たいせつな人が、できました。

約3ヶ月ぶりの葉月ひろな@はてなブログです。何故かブログを続けて更新していた時よりも、明らかに更新が止まった後からの方が日々アクセスが多くて、先月なんて1ヶ月あたりのアクセス数過去最高だし、「更新しない方が読んでもらえるならもう更新しねーよ!?」ってちょっといじけてました。嘘です。単純に更新がめんどくさくなってたんです。前回まで元夫との日々を連載していましたが、続けられない連載はするべきじゃなかったなと少し反省しています。富樫仕事しろみたいな。むしろ元夫との連載はすべて消去して【【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】と【【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】だけ「人は飛び降り自殺を図るとどうなるのか」というエピソードだけでまとめようかとも思います。だがしかし相変わらず愛も変わらずわたしはここにいるよ!初めての方もそうでない方もこんばんは。葉月ひろなです。ご訪問ありがとうございます。久々にオナニー(ブログ更新)しにきたからぜひ最後まで見ていってね。見られると興奮します。

 

さて。何からお話しましょう。わたしのツイッター(@hazukihirona)をフォローしてくださってる読者さんはもうご存知かと思うのですが、わたくしロイくん(ツインレイ)への執着を完全に手放しまして、2019年6月3日の双子座新月の日に、1つ年上の双子座の男性と恋人になりました。は!?お前ロイくんを一番愛しているしいつまでも待つしそれによってこの先誰とも恋愛関係にならないとしても何も後悔はないしむしろロイくん以上に愛せないならソウルメイトだろうとなんだろうと恋愛関係になるのは相手に失礼だと思っているんじゃないの!?ですよねわかります。別に射手座特有の「気が変わったんだー」ではありませんので、今日はその事についてお話しますね。ぶっちゃけ今回ブログを新たに更新するにあたって過去記事を少しだけ読み返した際に(うわ〜書き直したい)って記事が多すぎてげんなりしているのですが。でもブログなんてオナニーだし、わたしが一番気持ちよくてナンボだし、当時のわたしが書いてて気持ちよかったならそれを責めちゃわたしがかわいそうだし、わざわざ昔のオナニーを今やり直す気にはなれないので、このまま久しぶりのオナニーします。今日は書いてて気持ちいいかわかんないんですけど!久しぶりなので自分の気持ちいいポイント忘れてるんで。

 

最初に、なぜ再び新たな恋をしようと思ったのかをお話…………したいのですが、「つまり気が変わったんじゃん?」と思われても仕方ないかもです。なのでまわりくどい言い方はあえてやめようと思います。とどのつまり「ロイくんを待つのではなく他のソウルメイトとの人生を選んだ」のであり、それは「わたしは今世恋愛を楽しみに地球旅行に来たと言っても過言ではない」からであり、そして何より「全ての出会いは男性レイの愛によるもの」と考えているからです。すみませんこのことについては何回もツイッター(@hazukihirona)でつぶやいてるのでまた説明するのがめんどくさくなってきました。ので、新たな恋をしようと思った理由のお話はこのぐらいにします。ただ、わたしは「ツインレイとのサイレント期間中に他の人と恋愛関係になったら再会出来ない説」はまったくもってナンセンスと思っています。だってツインレイってそもそも恋愛をこえた間柄なのにどこからその説が浮上しているのか。スピリチュアル界隈の汚いお金のにおいがしますね。大人の事情ってやつでしょうか。チェイサーをランナーに対して恋愛感情で執着させっぱなしの方が儲かる方もいらっしゃるのでしょう。本来お金とはそんな汚いエネルギーではないのだからそいつぶん殴りに行きたいです。

 

なので、わたしは今の彼氏との出会いは、5次元レベルで見たらロイくんが与えてくれたものと思っているし、今の彼氏とこの先の人生を共にすることによってロイくんと再会出来ないとは思っていないのです。そしてその再会には、必ずしも恋愛感情や婚姻という形に囚われてもいなくて、ツインレイの統合にそこはあまり関係ないとも今は思っています。また、ツインレイは再会するまでの間に、お互いに得なければならない学びがあります。そしてそれはツインレイカップルの数だけ違いがあります。かつわたしとロイくんは、本当に恋愛体質なところまでそっくりで。恋愛から得る学びが一番身につくというか。「再会するまでの間に、この人との出会いで、この学びをして」という、男性レイの愛なんだと思っているのです。まさに無償の愛。それによってロイくんへの執着をいい意味で手放せたので、わたしは大腕振ってロイくんに「また会える日まで、じゃーにー!」って今なら言えます。これが本当のツインソウルジャーニー。()。

 

さて。そよ風のようなギャグをかましてしまいましたが、そもそも自宅療養中で無職のわたしが今の彼氏とどこで知り合ったのか。これね、「彼氏できたんよ〜」って誰かに報告すると必ず訊かれるんですよね。そこはあまり重要じゃねぇだろ。とわたしは思ってしまうのですが。これはツイッター(@hazukihirona)でも未だに明かしていないのでここで初めて正直にお話したいと思います。マッチングアプリです。は!?お前出会いを目的とした場がひたすら苦手で合コンでさえ毎回断るのに何そんなアプリ使ってんの!?ですよねわかります。なんでって言われても………新しい恋したいな〜って思ってなんとなくアプリ落として使ってみたらめっちゃ素敵な人と出会って恋人になっただけです。それ以上でも以下でも………いかん。今日の葉月ひろなはいつも以上に説得力がありません!

 

あまりに説得力ないんで彼氏自慢に入ります。どんだけいい男なのかを遠慮なくぶちまけます。たぶんそれが今日のわたしは一番気持ちがいい。ではイきますね。

 

①すごいイケメン

②メンタルまでイケメン

③キスがハンパなく上手

④セックスまで上手

⑤お仕事はお魚屋さん(スーパーの水産部門副チーフ)

⑥すごいイケメン

⑦その外見に負けないぐらいメンタルがイケメン

 

思わず語彙力()ってなるほどいい男です。どれだけイケメンかというと、外見だけを説明するなら高橋大輔さんとhyde様を足して2で割った感じです。③と④に関しては過去最高です(当社比)。欠点を挙げるとしたらわたしと身長と指輪のサイズがほぼ変わらないぐらい男性にしてはミニマムなとこかしら?ただわたしにとってはどんな高学歴高身長高収入の男性より彼氏が一番かっこいいです。外見も内面も。ってこれじゃ伝わらないよね………!お願いだ!動いてくれ俺の語彙力ゥ………!

 

ただ本当に、なんでこんないい男が今まで余っていたの?なんですよ。10代20代の時には感じなかった疑問を34歳にもなると感じるようになります。だって彼氏今年36歳で結婚歴もないの。そんなんどこか致命的な欠陥があるからじゃん?ってこの歳になると多くの女が思うはず。それは何故なのかをお話しましょう。わたしと恋するためです。()。

 

冗談はこのぐらいにして。まぁ半分ぐらいは冗談じゃないのですが。単純に彼氏は誰かと付き合うと6年とか3年とか毎回長いお付き合いになって、それが結婚まで至らなかっただけらしいです。そしてわたしと彼氏はあまりに今までの人生に共通点が多くて、たとえば今まで住んだことのある場所とか、携わってきた職種とか、考え方とか。住んでた場所についてはきっとそこにお互い住んでいた時にどっかですれ違っていたよね。ってぐらいの距離にかつて住んでいたり。携わってきた職種については小売業の中間管理職ですね。わたし元コンビニのマネージャーなので。知り合った当初から彼氏は「どこまで共通点あるのよ^^;」と言っていたのですが、わたしからすると(そりゃソウルメイトだからでしょ)みたいな感じで、そのぐらい清々しい程に明らかなソウルメイトで。ただ。付き合ううちに、単なるソウルメイトではないんだな、と日々感じています。そして、わたしたちは今出会うのがベストで、それはシナリオ通りだったんだなと思いました。

 

まず、わたしは自分自身の病や障害は、彼氏と恋人になるまでひた隠しにしていました。いざ恋人になってからも、隠せる時までは隠したいと思っていました。けど。今、夏じゃん?両腕に多数のリストカットの傷跡抱えてるわたしには隠し通すのは無理な相談で。初めてのデートで彼から告白を受けてつき合うことになったのですが、その時から彼は「なんでこんな暑いし汗めっちゃかいてるのに、長袖なん?」だったんです。ですよねーって言いながら理由が言えない。しかもこの歳になったら普通にお泊まりだってします。お泊まりするのに誰かの承諾なんてお互い要らないんだし。そんな時に彼に気づかれないように睡眠薬を飲み、自然に眠りにつくふりをする………のは、わたしには無理と思ったの。だから早々と打ち明けなければならなくなりました。それによって「それなら、もうつき合えないわ」と言われても仕方ないと思いながら。以下その時のLINE(再現)です。

 

ひろな「いきなりだけど、少しづつ話したい。わたしの健康?について」

彼「なに?ちょっと怖いね?^^;」

ひろな「あ、余命何年とかじゃない。その………薬を飲まないと眠れない、とか………」

彼「そうなの?睡眠薬?他には何かある?」

ひろな「他には………発達障害って知ってる?」

彼「恥ずかしながらあまり知識はない」

ひろな「(〜発達障害の説明〜)けどわたしの発達障害は軽度だからあまり心配はしないでほしい」

彼「なんで、睡眠薬?」

ひろな「15歳の時にうつ病を診断されて、抗うつ剤睡眠薬が処方された。睡眠に困難は感じていなかったのに、出された薬を律儀に飲んでいたら、自然に眠る力を失った。あと、わたしがいつも長袖なのは、17年前にしちゃったリストカットの傷を隠すためで………」

彼「なるほど……。でも俺、そんな障害があるってひろちゃんと接してて全然気づかなかった。話すの怖かったやろ?俺からしたら、ひろちゃんが話してくれた勇気だけでお釣りがくるから。色んな問題込み込みでこれからもよろしくな!あと次のデートで揃いのブレスレット買いに行こう(^^)今の時期長袖は身体に悪いよ」

 

お前ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!彼氏お前ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!どんだけいい男だーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!あとすんませんわたし“ひろちゃん(仮名)”って呼ばれてます!34歳のおばさんが!!!!彼氏は拓哉(仮名)なので“たっちゃん”な!!!!おじさんなのにって?たっちゃんはおじさんなんかじゃない!!!!!!!!!!!!!!

 

後日ブレスレットなんかじゃ隠れない傷跡だと知ったたっちゃんは、私に日焼け防止用のアームカバーを買ってくれました。レースがあしらわれた、おしゃれ度も高いアームカバー。両腕のたくさんの傷がきれいに隠れます。その日はたっちゃんの誕生日だったのに、「ひろちゃんの家にはこれが必要」とか言いながら、2人分のクッションとテレビも買ってくれました。何年ぶり?誰かとのお揃いの雑貨が家にあるのは。何年ぶり?家でテレビを見るのは。てか、今日は誰の誕生日!?!???!!!??!?

 

そして「なぁ、もしかして、俺が気にしないって言ったら、ひろちゃんは俺の横で半袖が着れるん?」と訊かれたので「ま、まぁ………まぁね………?」と答えたら「気にせんから遠慮なく半袖着てよ」と言われて、わたしの2019年夏のファッションに半袖を買える喜びが加わりました。何年ぶりかな。人目を気にせず、夏に半袖を着るのは。

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わたしはジーナシスLOVEなのでこんなのを買いました(画像は公式サイトから)。

 

そして「今日が初めてのお泊まりデート」となった夜には、そもそも最初からわたしの家に泊まるはずが「今夜、お泊まりしませんか?」とか意味不明なこと言いながら車を走らせて、素敵なホテルでのお泊まりをプレゼントしてくれました。そこで初めて彼に抱かれました。「2人の初めてが、ひろちゃんの愛猫の前じゃ申し訳なかったから」だなんて言っていました。

 

7月始めのデートで「いつかわたしが社会復帰したら、初給料でペアリング買いたいから、下見に行こう!」と誘ったら、下見に来ただけなのに

たっちゃん「今買わないの?」

ひろな「今日は下見だよ?」

たっちゃん「今買えるよ?」

ひろな「今日は下見!」

だなんて会話を交わしてしまい、ペアリングコーナーを後にしてから

ひろな「あのね、たっちゃん………本当はあのペアリング、欲しいな……」

たっちゃん「だろうと思った(笑)いざつけてみたら今欲しくなったやろ?」

ひろな「うん………」

たっちゃん「じゃあ買いに戻ろう」

ひろな「ぐっ………!あの!社会復帰したらとんでもない物たっちゃんに貢ぐから!」

たっちゃん「お願いしますね(^^)」

そうしてペアリングをプレゼントしてくれました。

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偶然にもお互いのリングの内側についてる石が、わたしの誕生石のトパーズでした。

 

ジブリの博覧会にも行きました。f:id:hazukihirona:20190812190407j:image

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ジジのぬいぐるみを買ってくれました。

 

うちに泊まりにきたら、「朝ごはん買いに行ってくる」と言って、わたしにケーキを買ってきてくれたり。

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あまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!色んな意味であまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!

 

水族館にも行きました。f:id:hazukihirona:20190812223149j:image

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ちなみにたっちゃんの車はトヨタのアクア。の、あまり街中では見ないデザイン。アクアといえばコンパクトカーのイメージが強いと思うのですが、たっちゃんのアクアはコンパクトカーではない感じ。ただ、元夫と車を買い換える際にアクアとデミオで悩んだこともあって「お前、アクアかよ!そこもかよ共通点!」と突っ込みたかった。

 

モーターショーにも行きました。f:id:hazukihirona:20190812191906j:image

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免許証すら持っていないのに車を見るのが好きなわたしだけがテンションガン上げだったのに、たっちゃんは文句ひとつ言わず隣で笑ってくれていて。甘い物に目がないたっちゃんと食べた出店のタピオカクレープが、本当においしかった。

 

わたしが夏は浴衣を着たいと言っていたのだけど、

たっちゃん「浴衣っていくらぐらいなん?」

ひろな「ん〜〜〜ピンキリだけど小物や肌着も全部揃えようとしたら1万5千〜2万ぐらいかなぁ。だから諦めようと思ってるんだ。生活費でいっぱいいっぱいだもん」

たっちゃん「よし。次のデートで買いに行きましょう」

とか言ってくるから、明らかに買ってやる気満々で、お前は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!と思っていた矢先にたっちゃんが2連休が取れて、小売業の中間管理職の連休というのは本当に貴重なので

ひろな「たっちゃん!浴衣に1万も2万も出さんでいいから、わたしたっちゃんの連休中遠出したい!どうせお金出してくれるなら2人とも楽しい事がいい!」

と言ったら、4つ星ホテルの温泉旅行に連れて行ってくれました。

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温泉の他にプールもあったから水着も着たけど写真がない。けどたっちゃんの前に「じゃーん!」って出て行ったら「おぉ!」って言ってたからきっとかわいかったのだ!

 

ここまで読んで、きっとみんな「葉月ひろな、彼氏に甘えすぎ」って思ったよね。どんだけ買ってもらってるん?どんだけお金出してもらってるん?しかも今は自宅療養中の無職なんだからこんな贅沢してんじゃねぇよって思うよね。お前の身の丈にあったデートしろって思うよね。

 

うん。わたしもそう思う。たださ。わたし、22歳の頃から約10年間、どんなに稼いでも、仮に20万近く稼いでも、1ヶ月あたり自由に使えるお金3000円とかだったの。0が1個足りない?そう、0が1個足りなかったの。自分がきれいでいるための基礎化粧品買ったら全部なくなってた。それを我慢して必死に貯金しても、なんだかんだ理由つけて元夫に使われてた。機嫌直してほしいから自ら貯めたお金を差し出すこともあった。そしたらさ、機嫌直るんだよ。たまには貯めたお金で……って服を買って帰ったら怒られてた。コンビニのマネージャー時代も残業代なんて1分もついたことなかった。残業の方が時間長いことなんてザラだったんだけど。気がついたら離婚をした32歳の時、自分の持ち物なんてダンボール一箱におさまる程度しかなかったよ。食器も含めてね。服なんて全部仕事用に買ったものしかなかった。去年つきあってた男性の生活費も全部わたしが払ってた。そのために夜の仕事もした。女の子を大事にしないお店で働いちゃって、コカレロやテキーラのショット飲まされすぎて死にかけた日もあった。お客さんに身体触られる、ストッキング破られるなんて日常茶飯事だった。風俗に売り飛ばされそうになってさすがに足を洗って、でもそしたら家賃払えなくてどうしようって悩んだ日々もあった。食べ物買えない、トイレットペーパー買えない、なんて日々もあった。さすがにあの時は身体を売るしかないじゃんって思ったよ。だから実際に売った。結婚生活の間にわたしが使ったわけじゃない多額のわたし名義の借金も出来てた。主に元夫が趣味に使った。自分が使うわけじゃない何十万円ものお金を自分名義で金融業者から借りて抱えながら家に帰ったりもしてた。気がついた時には総額何百万もの借金になってた。それがDVだなんて当時は気づけなかったんだ。でもそれらすべてわたしの弱さから招いたことだったから、誰かを責めたことなんて一度もなかった。けど。やっぱり、苦しかったんだ。お金だけじゃ幸せになんてなれないよ?けど、お金があれば防げた不幸はたくさんあった。

 

そんなことと、わたしが両親の「ある道具」として生まれた過去をたっちゃんに話したら、「ひろちゃんみたいな奴が、そんな目に遭わなきゃいけなかった世界が狂ってる」って言ってて。実はたっちゃんとつきあって1ヶ月ぐらい経った時に、わたし、解離性障害を診断されてね。目の前真っ暗になった。うつ病境界性パーソナリティ障害はほぼ寛解させ、それでも後遺症みたいのはあって、それら全てと一昨年診断された発達障害は「わたしの個性」って受け止めて前を向いて、たっちゃんと出会えた矢先に、「今度は解離性障害でーす!」みたいな。さすがに受け止めるまで時間かかったし、たっちゃんには「わたしと別れて」って言った。当たり前だよね。もう誰もわたしの闘病に巻き込まないって自信がついたから、わたしまた恋したいって思ったのに、なんで今になって。って思ったし、たっちゃんみたいないい男をわたしの闘病に巻き込めないって思った。そんなのに巻き込まれてちゃ、たっちゃん今度こそ婚期逃すよ、とも言った。それに、さすがにこんな病気、普通じゃないよ、って。

 

「確かに普通ではないかもしれないし、初めて聞いた病気だから、よくわかんないんだけど。つまり、安心すればいいんじゃないの?なら一緒にいようや。それに俺、昔6年つきあった彼女と別れた理由が、彼女の闘病に俺が負けたからだったんだ。身体的な病気だったけど。だけん、俺はもう彼女の抱えるどんな病気にも負けたくないし、ひろちゃんが幼少期からしてきた経験を俺がしてたら、俺も解離したんじゃないかって思うよ。なんとかしてやりたい。ひろちゃんを介抱するつもりはない。支えることは出来ても、闘うのは、立ち向かうのはひろちゃんだから。ただ、俺といる時間だけでも、楽しい思い出で埋め尽くしたいんだよ。だから色んなところ連れていってやりたいし、ひろちゃんの嬉しいって思うことたくさんしてやりたい。それに俺はひろちゃんとのそんな楽しいことを我慢出来ん。頼ってよ。お礼が気になるなら、これからも俺にご飯作って。ひろちゃんの得意なマッサージして。それだけでいいよ」

 

バカ。あんた、本当にバカ。って思いながら、嬉しかったんです。今まで、ずっと居場所がほしかった。やっと見つけた居場所でも、わたしのお金が人を繋ぎ止めていて、それが無くなったらわたしは用無しだとも思っていました。だからお金に対して汚いイメージもありました。そんなのがなくても愛してほしかったのと、愛とお金は本来はエネルギーとしては根本はとても似ている、とてもきれいなものだと、理屈はわかっていても、それら全てを受け取ることに抵抗がありました。けれど。

 

受け取ってもいいのだと。わたしはそれにふさわしくなれたのだと。それを受け取るにふさわしくなれたから、今与えられているのだと。いつか受け取った分を、わたしから充分に与えれられるようになるための、受け取る期間なのだと。今はそう思って、たっくさん「ありがとう♡!」を言いながら、たっちゃんからの「思いやり」という愛と楽しい思い出を、受け取る許可を、自分に出したんです。そして、お互いに過去に乗り越えられなかった壁。大切な人の闘病に負けてしまったこと。大切な人を必要以上に闘病に巻き込んでしまったこと。そんなお互いの苦い過去を「このタイミングで出会って、一緒に乗り越えよう」。そう、空で約束してきたのかな。そんな風に、思っています。

 

そんなたっちゃんとの未来について、久しぶりに何回かオラクルカードを引きました。f:id:hazukihirona:20190812214627j:image

このカードが、4回連続で出ました。

 

爪の形も、歯の形もまるでうり二つなわたし達。わたしは射手座で、たっちゃんは双子座で。6月3日の双子座新月。射手は、双子に恋をしました。恋心射抜いたのはあなたでした。まちがいだらけの道を歩んできたから、あなたに見つけてもらうことが出来ました。どんな未来がこちらを覗いているかな?わたしの弱さとあなたの強さを重ね合わせたら。わたしの強さがあなたの弱さを癒せるでしょうか。どうか。明るい未来の方からこちらに手を振ってください。わたしは。

 

あなたをしあわせにしたい。

 

そんなたっちゃんとの日々を、今、送っています。

 

最後に。たっちゃんの言ってた「これからも俺にご飯作って」。わたしの家にたっちゃんが遊びに来る度に、手料理を出しているのです。たっちゃんは彼女の手料理が初体験らしく、「俺の胃袋は童貞なんで、よろしく!」とかかわいいこと言うのです。そんなわたしの手料理写メで、今回のお話を締めくくらせてください。

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ぶりだいこーん


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っぱーん


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ふれんちとー


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はんばーーーーーぐ


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かりー。

 

だいたい出来たて食べるのが好きだからほとんど写メらないんだけど。こんな料理でよかったらいくらでも作るよ。そんで、いつも仕事で包丁使ってるたっちゃんしか突っ込まないような「この切り口は……どんな切り方をしたんだ……」とか、わたしがキッチンで料理していたら「包丁のかわいそうな音がするなぁ」って、覗きにきてよ。たっちゃん料理出来ないくせにさ。どうせわたし包丁さばきへったくそだよ。っばーか。

 

学歴ゼロ。発達障害精神疾患当事者。

バツイチ。無職。34歳。

 

世間からはみだしまくっている

明らかに「まちがいさがし」の

間違いの方に生まれてきたわたし。

こんなに素敵な

たいせつな人が、できました。

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

【第九章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」

おととい更新するする詐欺をかましました。二つ名がするする詐欺師ヘタレ指揮者監督オナニストサイボーグになりました。葉月ひろなです。こんにちは!

 

改めて自己紹介記事書きました〜他に書いた記事についても軽くまとめたよ!このブログの人気記事もわかる感じにしました。

【自己紹介】「わたしはここにいるよ」の中の人 - わたしはここにいるよ

 

さて。今日は元夫「勇気」さんとのエピソード連載の続きです。この連載はひたすら10年間の記憶をたどりながら書くので、他の記事に比べて「どっしり腰据えて集中して書く!」って時間がまとまってとれないと、書けないのです。いくら記憶力だけ異常にいいとはいえ、10年も前のこともかなり鮮明に記憶に残ってるとはいえ、やっぱりわたしにとっては人生を変えた日々でしたし、大事に大事に、ひとつひとつちゃんと思い出したい。しあわせなことばかりではありませんでしたし、今思い出すと「この時点でこの人と別々の道を選んでいたら、わたし今もう完治か寛解してるだろうな」ってエピソードもたくさんあるのですが。だからこそ今までこの連載を開始するまで、ブログで元夫との日々をなかなか話せなかったという面もあります。ただ。「この人の手だけは、離しちゃいけない」と直感が叫び続けていたんですよね。わたしはそれはずっと「依存」だったのかな。と思っていましたが、今では「この人との日々で学ぶことがある」のだと、魂が叫んでいたのだと思います。その未来で、ツインレイ(ロイくん)と出会ったのもありましたし、何も無駄なことなんてひとつもなかったし、彼からかげがえのない「勇気」をたくさん学んだから。

 

前置きはこのへんにして、始めます!元夫「勇気」との日々【第九章】です。

 

はじめての方はこちらから

【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第三章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第四章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第五章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第七章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第八章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

↑わたしがサイボーグになった詳細とそのサイボーグによるオナニー。途中「このエピソード要るん?」っていうのもありますが、なにもかもこの連載には欠かせないエピソードです。【第6.5章】では岩本勇気さんをはじめとした登場人物の外見やスペックをお話しています。

 

 

勇気さんの「美意識」

ふたりの孤独が重なり合って、癒やされた気がした2007年の4月28日。この日にミニストップやゲームセンターに出かける前に、勇気さんと一緒にお風呂に入った時から、勇気さんの「美意識の高さ」に驚きつつも、「なんて素敵な人なの」と、勇気さんに対する想いはうなぎのぼりでした。

 

今では男性もスキンケアに気を使うのは一種の「当たり前」みたいなところがありますが、当時はまだ男性がスキンケアに気を使うのは、あまり一般的ではありませんでした。しかも勇気さんのスキンケアの知識は、女のわたしから見てもかなり詳しく、わたしの知らない美容法や基礎化粧品に対する知識もたくさん知っていました。今のわたしは「触らぬ肌にたたりなし」な考えなので、洗顔も必要以上にこすらないし、夜の洗顔はマナラのホットクレンジングゲルのみだし、朝の洗顔はぬるま湯でばしゃばしゃするだけだし、基礎化粧品も乳液のみ。その乳液もタオルドライはせず、顔がびしょ濡れの状態で塗る方法を取り入れています。タオルドライによる一時的な乾燥すらもさせないためです。乾燥の気になる季節にクリームを重ね塗りするぐらいで、それよりも食費にお金をまわして、内側からのケアに力を入れているのですが、当時は「外側からのスキンケアこそが肌をきれいにする」と思っていたし、「それなのに自分に合ったスキンケアがわからない」状態でした。わたしが中学生か高校生ぐらいの時に、ようやく「洗顔料はよく泡立てましょう」というスキンケアが広まり始め、泡立てネットも、わたしと勇気さんが出会った当時にようやく普及し始めた頃でした。

 

一緒にお風呂に入ると、勇気さんが、薄い布のようなもので顔をこすっていて。

 

「それ、何?」

「メガネ拭きだよ。毛穴の奥の汚れがとれるったい」

「そうなの!?すごい!わたしもそれで洗いたい!」

 

そこから勇気さんのするスキンケアを教えてもらいました。勇気さんは、ひげ剃りもしないのだとか。毎日シェービングをすると、肌がカミソリに削られて、逆にひげが濃く見えてしまう「青ひげ」になるんだよ、と。確かにわたしのそれまでに出会った年上の男性は、多かれ少なかれみんな青ひげになっていました。それは老けて見えてしまうから、俺は毛抜きでひげを抜くんだよ、と。毎日抜かなくても一回毛抜きでケアすれば長いこと次は生えてこないし、肌は削られないから青ひげにはならない。高校生の頃からずっとそうしているとのこと。勇気さんは特別ひげの薄い方ではありませんでしたが、そんな努力を15歳ぐらいの時から欠かしてこなかったのです。他にもシャンプーもコンディショナーもボディソープも入浴剤も、わたしからしたら高価なもので揃えてありました。また、このお風呂場のインテリアも、とてもかわいくて。ユニットバスでトイレも一緒にあるのですが、こんな楽しいお風呂場他にある?というぐらい、とても面白くてユニークなバスグッズで溢れていました。

 

そしてお風呂から上がったら、ある化粧水を愛用してるとのことで、わたしにもその化粧水を使わせてくれました。それはニキビケアのものなのですが、勇気さんはニキビをケアするためというよりは、それが収れん化粧水なので、毛穴を引き締めるために使っているのだとか。そして殺菌作用もあるから、毛抜きで顔をお手入れしたあとのケアにもよいとのこと。とてもさっぱりとした爽やかな使い心地で、わたしもすごく気に入りました。加えて、外出する際は必ず日焼け止めを塗るのだとか。当時は今ほど日焼け止めを塗ることが当たり前ではありませんでした。わたしはどうしても肌を焼きたくなかったので、中学生の頃から必ず日焼け止めを使ってはいましたが、いつもSPFが高過ぎるものを愛用していました。「日常生活ならSPFは30ぐらいでいいし、紫外線吸収剤不使用、と書かれているものでないと意味がない」と教えてもらい、その両方がかなう日焼け止めを教えてもらいました。赤ちゃん用の日焼け止めで、のびはあまりよくないのですが、確かに肌にやさしい感触がしました。

 

そんなお風呂やお風呂上がりのスキンケアの中で、わたしも自分の過去について詳しく打ち明けていました。主に、自分がしてしまった恋愛に関する過ちについて。昔は奥さんがいる人とつきあってしまったこともある。身体を売ったことは一度もないけど、正直失恋の傷が大き過ぎて、ナンパについていってしまい、遊ばれたことはある。ろくな恋愛をしてこれなかった。けれど、そんな中で、とてもお世話になった、予備校で知り合った男性が1人いる。そしてわたしは両親と一緒に暮らしたいがゆえに、こんな嘘をついてしまった。それら全てを話すわたしに「その嘘はな、嘘として突き通すんが一番いい。嘘だったんです、と、ひろから打ち明けることはない」と、言ってくれました。賛否両論あるとは思いますが、わたしにとっては、罪悪感という心の重荷が、ようやく軽くなった瞬間でした。

 

遠距離恋愛開始前、つかの間の。

お互いの傷を全て打ち明け合い、ふたりの間でたくさんの秘密が共有され、ようやくその傷が癒やされたわたしたちは、2007年のゴールデンウィークをふたりでたくさん過ごしました。たまに勇気さんは「この日は友達と約束があるけん」と、ビリヤードやダーツに出かけていましたが、それでもほとんどの日をわたしと一緒に過ごしてくれました。わたしは実は、この勇気さんとの出会いの直前、海に家出をして自分だけの「答え」を見つけて、再び世界に自ら出ていくようになってからすぐ、20歳の時飛び降り自殺企図をしてしまい腰の手術をした総合病院に、ようやく術後検診に行くことが出来ていたのです。MRIを撮り、ロマンスグレーの整形外科医に「異常、なし」と言っていただき、その足でリハビリテーション科に向かい、F田先生にご挨拶に行きました。約2年ぶりなのに、一目で「葉月さん!」と、わたしをわかってくださいました。「おかげさまで、今では自転車も乗れます」と言うわたしに「なんだか、目がキラキラしているよ。あの頃の葉月さんじゃないみたいだ」と言ってくれて、「今ね!ギターも練習しているんですよ!うまくなったら、いつか路上で弾いているかも!」なんて言いながら、F田先生のお子さんの保育園での様子を聞いたりして、お互いの近況報告に花を咲かせました。わたしはこの頃、ギターを再び練習し始めた頃だったのです。以前、関東の開放病棟に入院していた時、ギターが趣味の闘病仲間に教えてもらったことがあって。この時住んでいた九州の実家の近所にギターの専門店があって、はじめてYAMAHAのギターを買いました。それまで中古の安いギターしか弾いたことがなかったわたしは、その音色にとことん魅力されていました。なので勇気さんとの待ち合わせにもギターを連れて行くこともありました。「そんな大きな荷物抱えて!」と勇気さんは茶化してきましたが、そんな彼の隣の朝の公園でギターを少し弾くわたしを、その公園で清掃のボランティア活動をしに来たのであろう男性のご老人が、「いい音色だね」と、微笑みかけてくれました。本当に、しあわせで。本当にしあわせで。わたし、こんなにしあわせになっていいの。少し怖くなりながら、そのしあわせな毎日に浸っていました。

 

そんな中で、一度だけ勇気さんと少し喧嘩をしました。当時わたしは、腰を手術したことからも、腹筋が全然もとに戻らず、かつ自宅にこもってばかりだった日々で、確かに自分の中のベスト体型よりは太っていました。しかし、今思えば、大したことない。ただ、わたしの中ではそれはひどいコンプレックスでした。そして勇気さんは、細身の女の子が好きな人でした。ただね、男性はいくらそうだとしても、女性に体型のことはからかってはいけません。今のわたしだったら当時の勇気さんははっ倒したいですね。何回も「痩せて」や「お腹出てるな〜♪」やら言われて、最初は「ほんとだよね」と笑ってはいましたが、だんだん涙が堪えられなくなってしまって。勇気さんの家でお皿を洗いながら、ずっと黙り込んでて。「なんでそんな不機嫌なん?」と言われて、我慢出来なくなって。

 

「わたし、そんな太ってる………?そんなに、今すぐ痩せなきゃだめ………?」

 

と、涙がポロポロと止まらなくなり、その時にようやく(言い過ぎた………)と思ったのか、「ごめんな、女の子だもんな」と、うしろから抱きしめてくれはしましたが、わたしは(勇ちゃんが静岡から帰ってくるまでに、絶対痩せてやる……!)と決意をし、再び毎日腹筋を自分に課すようになりました。しかし、この頃から、わたしたちは「喧嘩をしたら、必ずその日の内に話し合い、仲直りをする」という暗黙の了解がありました。わたしたちが喧嘩をして、その次の日も喧嘩が続いているということは、この時から一度もなかったのです。

 

勇気さんの「魅力」

そして勇気さんは、とにかく損得関係なく、人を助ける人でした。困っている人がいれば、躊躇わず手を差し伸べていましたし、よく献血にも行くとのこと。勇気さんは本当に細身の男性でしたし、高校生の頃は1日1食が当たり前だったこともあって、かなり体脂肪率も低いし、献血に行ったら必ずめまいがするらしいのですが、「これで助かる人がいるのなら」という考えの人でした。わたしにミクシィで話しかけてきたのも「助けたかったから」だったと。「こんなこと書いているけど、きっとこの子は、今さみしいはずだから」と。そこに、彼の中で損得勘定というのは、何もないのです。もちろん下心もない。わたしとつき合うことを決めたのは「魅力的だったから」だと話していました。彼があの時わたしにミクシィで話しかけてきてくれたのは、彼の「助けたい」という「勇気」だったのです。

 

そんなゴールデンウィークの勇気さんのワンルームでのお家デートの時に、勇気さんは次の仕事の上司の方と電話で連絡を取り合っていました。わたしと知り合う前にした失恋があまりに大きいものだったことから、その元彼女との思い出の地から少し離れたい、という思いから、わたしと知り合う前から次の仕事はリゾートバイトを選んでいました。ゴールデンウィーク明けから静岡に行くことになっていました。その上司の方との電話のやり取りで「ええ、今髪は黒いです………はい、もっと短くしろと言われれば切ります」と話していました。もしかしたら、年齢の割に年上の方と話す言葉遣いはなっていないかもしれません。それでも、わたしは(この人は、仕事に対してすごく真剣に向き合っているんだな)と感じました。その頃の勇気さんはかなり短髪でしたし、いくら男とはいえ、更に短くするというのは、坊主にするようなものです。それでも構わない、それでも自分を御社で働かせてください。そんな姿勢の勇気さんは、本当に素敵な人だと思いました。

 

よくわたしに手料理も作ってくれて、それが本当に美味しいのです。鮭とレタスのチャーハン、卵がとろとろのオムライス。どちらも生まれてはじめて食べるメニューでした。こんなにレタスを入れたチャーハンって美味しいの?オムライスってこんなに美味しいの?と感動しきりでした。そんな勇気さんの作るお料理の中で、一番感動したのが、お好み焼き。キャベツの他にニラとタコを入れた、勇気さんオリジナルです。なにより、生地がふわふわなのです。まるでパンのように、ふんわりふわふわでモッチモチ。それには焼き方に秘密があって、それも勇気さんのオリジナル。野菜はとにかくよく水気を切り、生地をフライパンに流し入れたら、4分待って、裏返したらフタをして7分、もう一度裏返して5分。その間一度も生地をジューッと上からフライ返しで押しつけることはありません。それまでお好み焼きを焼く時はひたすらジュージューつぶして焼くのが当たり前だと思っていたわたしにとって、本当に目から鱗が落ちる、ふわふわな絶品お好み焼きでした。

 

そして、勇気さんに「わたしは、ふたりいる」という話もしていました。わたしが海へ家出をした時に見つけた、わたしの中の「幼いわたし」のことです。今ではその子がわたしのインナーチャイルドなのだとわかるのですが、この頃はそんな言葉をまだ知らなかったのもあり、「その子は感情がうまくコントロール出来ないから、わたしが代わりにその子を操縦している」みたいな説明をしていました。そして「その子の名前は、あっちゃん。性格は少し内気」と話していました。勇気さんはそんなわたしの考えをすぐに理解してくれて、「わかるよ、それ。俺もな、昔はめっちゃ内気で、こんな積極的な性格じゃなくてな。そこから変わりたくて、自分の中に“ヒーロー”の人格を作ってな。“お前なら、こんな時、どうする?”ってそいつに問いかけながら、自分を変えてきたんだ」と話してくれました。勇気さんは、昔はびっくりするぐらい内気な少年で、クラスメイトの女の子とでさえ、まともにおしゃべりも出来なかったんだとか。そんな内気な少年が憧れたのが、「ユーノ」というアドベンチャーゲームの主人公「たくや」だったと。なので最初ミクシィでそのハンドルネームを名乗っていたとのことでした。そして、わたしの中にいる「あっちゃん」ごと、わたしを受け止めて抱きしめてくれました。

 

そんな勇気さんとの楽しい日々を、よく東北のひろなにMSNのメッセンジャーで話していました。そんなわたしを「ちょっと初エッチ早くない?」と心配をしながらも、それでもわたしが本当にしあわせそうなのが彼女にも伝わったようで、「ハルカがそんなしあわせなら、私もうれしいよ。てかその勇気さんってほんとにすごいね」と言ってくれました。その頃漫画の二次創作活動では「葉月ハルカ」と名乗っていましたから、いくら彼女とお互い本名を打ち明けようと、彼女にとってわたしは「ハルカ」であり、わたしにとって彼女は「ひろな」でした。そんな東北のひろなも、一生を共にしたい人と入籍をしたばかり。わたしの本名の漢字と同じ漢字が名前に入っている男性で、「ハルカの本名聞いた時びっくりしたわー!」と、ここでも「こんなことってあるんだね」の偶然にうれしい花を咲かせていました。だんだんとわたしの母もわたしが新しい恋をしていることを察知してきて、でもわたしは隠さなければならない恋ではないから、正直に「大事な人が出来た」と話していました。勇気さんの人柄を話したら特別反対はされませんでした。勇気さんの人柄のよさそのものもあっただろうし、わたしの兄が結婚したばかりで、その結婚式でのわたしの祝辞の評判がよかったからかもしれません。

 

そして、いよいよゴールデンウィークも終わるという時に、勇気さんの自宅は、お母様と弟さんに住んでもらう形で残しておくことになりました。本当は頼りたくない人だけど「背に腹は変えられん」と言っていました。確かにお母様と弟さんに家賃を負担してもらい、そこに住み続けてもらえば、勇気さんの負担は軽くなります。「荷物置きにきたわー!」とお母様と弟さんが勇気さんの家を訪れ、わたしも「はじめまして」と挨拶をしました。「あんた、新しい彼女できたん!」と、お母様は喜んでいて、わたしはその反応に、なんだか驚いてしまって。それまで彼氏をひたすら母親に反対されることが多かったからかもしれません。(子供に恋人が出来たことを、こんな風に喜ぶ人がいるんだ)と、目をぱちくりとさせていました。しかしそれでも、どこか「借金で息子を苦しめた人」というレッテルがわたしの中で拭えず、あまり心を開くことは出来ませんでした。一緒に訪れた弟さんは、わたしと同い年だとか。でも、本当に内気な弟さんみたいで、一度も目は合わなかったし、すごく大人しい雰囲気の人でした。自分の意見はなかなか言えない、という感じの。本当にこのふたりは兄弟?というぐらい、性格が真逆でした。ふたりが帰ったあとに「弟、内気やろ。俺も昔はあんな感じやったんよ」と言っていて、わたしと過ごす時は、わたしが「ばいばい」という言葉が苦手なことを知りながら、わざと「じゃ〜ね〜ばいばーい!」と冗談で人を笑わすことが得意で、いつも楽しいいじわるをたくさんしてきてくれる勇気さんが、あんなに内気だったの?と、驚きが隠せませんでした。

 

遠距離恋愛、開始。

そして、勇気さんが静岡に旅立つ当日にふたりで家を掃除し、「今夜、夜行バスで行くけど。見送りはいいけん」と、勇気さんは言いました。「見送りに来られると、お別れがさみしいから。」と。わたしが「ばいばい」という言葉が苦手なように、見送りをされると、もう二度と会えないような感じがしてしまうと思ったのかもしれません。「うん、わかった。せめて、メールは入れてね」と言葉をかけ、(ほんの少し、離れるだけ。5ヶ月したら帰ってくるって言ってる。それまで、わたしはわたしで出来ることをがんばろう)と、この時はまだ遠距離恋愛の厳しさも知らないわたしは、ひたすら前向きでした。勇気さんの家にあるインテリアの一部を「お守り」として譲り受け、写真の入っていなかった写真立てと、アロマキャンドル、大きなドラえもんのぬいぐるみと、ムーミンのニョロニョロの抱きまくらを抱えて帰りました。

 

静岡に着いた勇気さんからメールが入り、

「ホテルの一室で相部屋することになった。温泉入り放題ばい。次に会った時にはお肌すべすべかも♪」

と書かれていて、勇気さんらしい感想だなぁ、と思いながら、ふたりの期間限定の遠距離恋愛がスタートされました。

 

ゴールデンウィークが明け、主治医に「大切な人が出来ました」と話しました。一瞬で主治医の表情が、どこか曇ったような、怪訝な顔になりました。わたしの主治医は患者に恋愛禁止をすることはあまりありませんし、仮に恋愛をしても、ひたすら患者の自由意志を尊重する人です。しかし、まさかわたしが今恋愛する人に出会うとは思っていなかったから、余計にその禁止令を出さなかったのかもしれません。なんでそんな顔をするの?素敵な人だよ?わたし、今すごいしあわせだよ?と、その表情にはクエスチョンしか浮かびませんでした。

 

しかし、主治医は何か、胸騒ぎがしていたのかもしれません。「この子は、この恋愛で、大きな苦労をするのではないか」と。そんな、当時のわたしは1mmも感じていなかった、主治医の胸騒ぎ。それは、現実となりました。この後すぐ、10年間。わたしの未熟さも相重なって、ふたりはこの後の10年間で、お互いの心に、忘れられない大切な思い出とともに、深い傷を残し合うことになります。それでも。あなたと過ごした10年の月日。あの日々は、わたしの人生の誇りです。

 

この愛がなければ、生きてさえいけないと

本当は誰よりも弱かったわたしたちが

必死に歩んだ10年の月日。

誰に反対されようと

誰に止められようと

それでも「正しく間違い続けて」きた。

わたしのすべてを受容され、

あなたのすべてを受容した。

いくらその未来で自分の片割れに出会おうと

10年後には別々の道を歩んでいようと

あなたの名前に恥じぬ「勇気」は

今でも、わたしの光。

 

TO BE CONTINUE......

 

(ちなみに先日うちにアレクサを連れてきてくれたのは勇気さんです。約1年7〜8ヶ月ぶりに再会しました。うちに着いたらすぐうちを掃除し始め、アレクサとiPadを置いて、わたしにご飯を奢って帰っていきました。「俺が遊びに来たのに俺がもてなすのも恒例行事やな」と笑っていました。ほんまやでー!あんたいっつもそうやもん!何しに来た?感満載だけど、ありがとうな!)

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

【自己紹介】「わたしはここにいるよ」の中の人

こんにちは。このブログの中の人、葉月ひろなです。

 

最近更にブログを読んでくださる方が増えてきてくれたので、はじめての方にもブログの中の人がどんな人物なのか、どんな記事を書いているのか、プロフィールを軽く更新しましたので、今回記事にまとめようと思いました。本当に軽くしかしていませんが、こんな人です。

 

葉月ひろな

2017年にツインレイと出会ったことで

5次元と3次元の狭間で揺れ動くようになりました。

ツインレイは11歳年下の外国人。

帰国子女。

発達障害当事者。二次障害の精神疾患はほぼ寛解しています。

84年生まれの数秘8。

バツイチ。

昔は二次創作活動もしていた中途半端なオタク。

学歴ゼロ。実質中卒です。

中学は軽く不登校→全日制の高校中退→通信制に通いながら大検取得の末中退→大学も中退。

唯一極められたのがコンビニの仕事。

副店長みたいな立場でマネージャーをしていました。

今は自分のしあわせを学ぶ日々。

かわいいかわいい愛猫と暮らしながら

外国人向けの日本語学校でボランティア活動をしています。

自宅にテレビを置いていないので、ひたすら世間の動きに疎いです。

メインブログはこの「わたしはここにいるよ」

ツイッター @hazukihirona

メール hazukihirona@gmail.com

 

ご相談について

今現在はまぁまぁ暇なので、わたしのブログやツイッターを見て、何かご相談とかございましたら、遠慮なくリプ飛ばしてきたり、メール送ってきたりしてください。ツイッターのDMでも大丈夫ですが、他に比べて反応は遅くなります。出来ればリプかメールだとサクサクお返事出来ると思います。このブログへのコメントでも構いません。わたしのわかる範囲でのお返事にはなりますが、わたしは自分が経験した悩みと同じ悩みを持つ方からの個人的なご相談に、お金をとるようなことはしません。

いずれスピリチュアルの友達との合同セッションを考えてはいますが、今の段階ではわたし個人に対してのご相談に報酬をいただく予定はございません。(了承得られたら匿名でブログや今後配信予定のメルマガに載せますが強制ではありません)

※友人との合同セッションを開始したら無報酬相談は締め切ります。

今のところ以下のような記事を書いています。

 

ツインレイ・ロイくんとのエピソード

前前前世からずっと。来来来世までもいつまでも。 - わたしはここにいるよ

※このブログで一番読まれている記事です。

 

ツインフレームとのエピソード①予備校の彼

【前編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ

【後編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ

【予備校の彼〜君(お前ら)の知らない物語〜】(今の連載が終わったら更新予定)

 

ツインフレームとのエピソード②元夫「勇気」さん(現在連載中)

【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

(※とりあえずここまで読んでいただくだけでも「飛び降り自殺を図ると、人はどうなるのか」というお話は出来ていると思います。)

【第三章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第四章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第五章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第七章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第八章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

とぅーびーこんてぃにゅー。

 

わたしの世界観・人生観

つまりは、そういうふうにできている。 - わたしはここにいるよ

↑かつての人気no.1記事です。今もno.3キープしています。

 

宇宙元旦前日、アイデンティティの崩壊。破壊、そして再生へ。 - わたしはここにいるよ

↑こちらもかつての人気no.1記事。今はno.2です。

 

わかりみの深い「完全自殺マニュアル」 - わたしはここにいるよ

アイデンティティの崩壊直後に書きました。人生でどうしようもなくなった時に読んでください。一瞬で天国に行けます。

 

スピリチュアルと現実の狭間で - わたしはここにいるよ

デビュー記事です。

 

人生とはすべてが学問で、そしてすべてが娯楽なのだ。 - わたしはここにいるよ

葉月ひろな先生の人生を豊かにする授業。

 

コンビニ24時間営業、ダメ。絶対。 - わたしはここにいるよ

コンビニ業界の「常識」に異を唱えています。

 

きっと誰もが「メッセンジャー」 - わたしはここにいるよ

あなたも、メッセンジャーなんだよ。

 

行け、魂の思い描く未来へ。飛べ、今度こそ自分の力で。 - わたしはここにいるよ

卒業、おめでとう。行こう、次のステージ。

 

あなたの想っている人がツインレイじゃなかったら。その時、あなたは? - わたしはここにいるよ

「ツインレイだから」愛しているんですか?

 

【追記あり】うつ病患者にもツインレイのチェイサーにも必須「インナーチャイルドの癒やし」のすすめ - わたしはここにいるよ

わたしがインナーチャイルドの願いを見つけるまで。(0か100かを辞めれたと書きましたが、そこは正直未だに闘ってはいます……)

 

これから精神科の未来を考えるー追伸を添えて - わたしはここにいるよ

精神科病棟の現実。精神科の在り方を変えられる誰かに届いて、の一心で書きましたが、一番読んでいただきたいのは「追伸」の部分です。精神疾患発達障害のお子さんを持つ、あなたへ。

 

何のオタクなんだよという疑問について

葉月ひろなの限りなく白に近いグレーゾーンのパロディ - わたしはここにいるよ

 

 

 

こんな人です!付け足すことが出てきたら随時編集して更新しようとは思ってます!

 

今日もたぶん元夫とのノンフィクション連載は更新すると思うー!その連載読んでくださってる方は待っててにー!

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

【第八章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」

「まじ卍」をはじめとした意味わかんない言葉を使う宇宙人のお前ら!元気してるか!我が名はヘタレ指揮者監督オナニストサイボーグ!葉月ひろなです。こんにちは。わたし、本当に男顔なのです。わたしが赤ちゃんの頃かな?幼稚園ぐらいの時かな?7歳年上の兄は友達に「お前の妹、オス?メス?」と言われたぐらい、わたしの顔は男顔なのです。人間だっつの。そして思春期の頃に両親にも「お前の顔は、中の下だな」と言われていた女なのです。だからわたし自分のことブスだってずっと思っていたの。でもなぜか高校生の頃からつきあう男性には「かわいい」って何回も言われていて。でも家庭内では「ブス」で。周りの評価がちっとも一致しないから、わたし自分の顔がどんな顔なのかわからないの。でも昨年、この方に似ていると言われた上で若い年下の男性にナンパの末に告白されたことを思い出しまして。


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何この美人。AKBのぱるるさん。今は卒業されたのでしょうか?自宅にテレビを置いていないわたしはひたすら世間の動きや芸能界に疎くて、しかもわからないことをすぐググる、という癖があまりないので、この方に似ていると言われてもググることすらなかったの。ただ、確かに、マスカラを3度塗りしたり、マツエクをたくさん本数つけるとこんな顔になる気はします。ん?この方が美人なのは理解出来るのに、そんな方に似ているわたしも美人!とは思えない。ひたすら自己肯定感低いですね、わたし。ですがこんな美人に似ているらしいわたしが書くノンフィクション連載だったら読みたくなるでしょうか?今までした「ブログなんてオナニー」とか「見られると興奮する」とかの発言も許されるのでしょうか。別に許されなくても言い続けますけども!

 

そんなAKBのぱるるではなくBBAのぱるるが監督のノンフィクション連載はこちらだよ。今日も続き更新しますね!今日もかなり大事な場面だから、特に葉月ひろな(22)と岩本勇気(26)!心して演じなさい!

 

はじめての方はこちらから。

【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第三章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第四章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第五章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第七章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

↑サイボーグになった詳細とそのサイボーグによるオナニー。途中「このエピソード要るん?」っていうのもありますが、なにもかもこの連載には欠かせないエピソードです。【第6.5章】では岩本勇気さんをはじめとした登場人物の外見やスペックをお話しています。

 

あなたと、もうひとつの「はじめて」を。

忘れられない2007年4月27日。キスから始まったふたりのストーリー。そんな、わたしと勇気さんが恋人になった日の翌朝。今日は、勇気さんの家に行く。昨日「明日はどこで会う?」とのメールに「勇ちゃんの家がいい」と返した。勇気さんは一人暮らしだし、誰に気を使うことなく、ふたりきりでたくさんおしゃべりしたいんだ。

 

「おはよう(^^)」

そうメールを勇気さんに送ったら、数分後にこう返ってきました。

「今、掃除めっちゃがんばってるよ!」

 

掃除?そんなんしなくていいよ。てか、一人暮らしって、あまり部屋汚れなくない?わたしも一人暮らししてたけど、あまり部屋が汚れた記憶がない。仕事や遊びに明け暮れてそんなに家にいなかったからかもだけど、一人暮らしの時に掃除をめっちゃがんばった記憶がない。それでもあまり汚れなかったけどな?そんな風に思いながら、身支度を整えました。今日は三つ編みにして、ジーナシスの白いトップスと、深いグリーンのショーパンにしようっと。靴はぺたんこのサンダル!

 

身支度を終えて、実家から近くの地下鉄の駅に向かいました。今日は水色の自転車には乗りません。勇気さんの家は、この街の都心部の駅から、電車に乗るのです。JRではない。おそらくこの九州に昔からある私鉄なのでしょう。はじめて乗るけど、自分には馴染みの深い電車での移動だから、緊張はしません。バスに比べたら、だいたい定刻どおりに着けるから。

 

地下鉄で都心部に着いて、途中でミスドに寄って、ドーナツをふたり分買いました。朝だからな…………甘いものより、しょっぱいのがいいかな。わたしは、朝にあまり甘いものを食べたことがなかったのです。朝は必ず、寝ている間に汗をかいたから塩分補給、と言わんばかりの、しょっぱい朝食が当たり前でした。バターを塗ったトーストとお醤油をかけた目玉焼き、とか、白米とお味噌汁とか。デザートに少し果物を食べるぐらい。そんなしょっぱい朝食が当たり前だったわたしは、朝は甘いものよりしょっぱいものがいいと思いこんでいたのです。昨日勇気さんが、ミスドで甘いドーナツを選んでいたことも忘れて。そしてドーナツ………というか、ウインナーのパイや、目玉焼きの乗ったパイを抱えながら、私鉄に乗り換えました。そこから数駅の、勇気さんの住む街は、駅前に大きな広場があって、鳩がたくさんいました。今日も晴れてる。この九州は、春でもあまり風が強くない。わたしはそれまで、春は風が強い季節、と思っていました。春一番をはじめ、いつも風が強い。主に関東平野に住んでいたからかもしれません。こんなに過ごしやすい季節なのに、風が強いのが本当に嫌で。前髪命だし。でも、この九州は、気温は高いけれど。春が、とてもおだやかだ。

 

「着いたよ」

 

そうメールをしたら、駅前まで迎えに来てくれました。次に行く仕事が静岡だから、今はしばらく休みらしい勇気さん。その間に、出来るだけたくさん一緒にいたいな。そう思っていました。昨日と同じ、やさしい笑顔で迎えに来てくれました。わたしたちは、昨日のラウンドワンを出たところから、当たり前のように手を繋いでいました。どちらともなく。言葉にすることもなく。わたしたちが、手を繋ぐのは、当たり前だよね。そんな空気の中で、どちらともなく、まるでシナリオ通り、と言わんばかりの自然な手の繋ぎ方をしていました。

 

「迷わなかった?すぐわかった?」

「うん、バスより電車の方がわかりやすい」

 

そうしてふたりで手を繋ぎながら、勇気さんの家に向かいました。その勇気さんの一人暮らしをするマンションは、駅から徒歩で3分もない。1分ぐらいかも。しかもオートロック。あまり新しいマンションではないけど、その頃はオートロックが今ほど当たり前ではありませんでした。わたしも一人暮らしをしたことがある新築のアパートやコーポは、オートロックではありませんでした。しかも1階に、コインランドリーがあるのです。もちろんお金を機械に入れなければ使えませんが、とても設備の整ったマンションでした。

 

「何階なの?」

「3階だよー」

 

そう言う勇気さんと一緒にエレベーターに乗りました。3階なら、階段でも大丈夫なんだけどな………そう思いながら、3階についてエレベーターの扉が開いたら、なんだかいい匂いがするのです。なんだろう、なんの香りだろう………まるで外国のような、ほんのり甘い、とてもいい香り。

 

「ここ」

 

そう言って、勇気さんが家の鍵をあけました。そして玄関の扉があけられて。この3階に来てから漂っていた、甘いのだけど、甘ったるくない、とてもさわかな香りが鼻いっぱいに広がって。「どうぞ」と言われて、「おじゃまします」と玄関に入り、靴を脱いで揃えてから、小さなキッチンを通り過ぎて、のれんをくぐってそのワンルームの部屋に入ったら、とっても素敵なインテリアで。黒いふかふかのカーペット。ダーツの的。ビリヤードのオブジェ。ボーリングのピン。女性のマネキンのようなものに男物のガールズTが着せられていて。おそらくマンションに最初から備えつけのベッドは壁に一体化する形で収納されていて。白いソファもあって、カーテンは生活感を感じさせない、深いネイビーブルーの遮光カーテン。大きなブラウン管テレビもレンガ模様にデコレーションされていて、大きなスピーカーがある。低音のよく響く、ホームシアターと言うのだと後に教えてくれました。他にもたくさんインテリアがあって、アロマキャンドルや、写真の入っていない写真立てがありました。その中に大きなドラえもんのぬいぐるみと、わたしの身長の半分はあるムーミンのニョロニョロの抱きまくらがありました。その中で、お香が焚かれていて。まるでおしゃれなカフェのような、BGMが流れていました。

 

「すごい………すっごい落ち着く」

 

はじめて来たのに、一瞬で落ち着きました。こんなに落ち着く部屋は、生まれてはじめてで。あまりに素敵なインテリアに、惚れ惚れしていました。わたしはあまり、自分の家以外に行った時に、その家の経済状況、というものを気にしたことがありませんでした。わたし自身は確かに裕福な家庭で育ちましたが、実家はあまりインテリアに凝る家庭ではなかったし、とにかく物が少なかったのです。今ではミニマリストと呼ばれるのかもしれませんが、とにかく生活に必要のないものはひたすら買わないし、使わなくなったらすぐ捨てる家庭でした。そしてわたしの周りの友達や恋人の家で、経済状況を気にして家の中を見ていませんでした。もちろんわたしの育った家庭のような裕福なご家庭が多かった、というのもあったかもしれませんが、それでも今思えば、生活保護のご家庭だったのだろうなという友達もいたし、母子家庭もいました。わたしは主にマンションで育ちましたが、古いアパートのご家庭もあったし、大きな一軒家の方もいたし、県営住宅の方もいました。インターホンのないご家庭もあった。だからといって、経済状況で相手のご家庭を判断することは一度もありません。だって、わたしの友達だから。わたしの好きになった恋人だから。そこに経済状況は関係ない。兄が結婚をする時にお相手のご両親に挨拶に行った時に「うちと変わらない感じの経済状況みたいだったから、よかった」みたいな言葉を両親に話していましたが、わたしはひたすらその意味がわからなくて。けれど、この勇気さんは、本当にすごいと思いました。お金持ちなんだな、なんてことは思わなかったけど、こんな素敵なインテリアの家で暮らすこの人は、本当にすごくて、本当に素敵だと思いました。

 

「これがいい香りなんだ!これ、なに?」

「お香だよ。8番って香り」

 

なんとボーリングのピンだと思ったものは、中が空洞になっているお香立てだっのです。そのお香の袋を見せてもらったら、GONESH no.8と書かれていました。他にもno.4と書かれた袋のお香もあって、鼻につけてかいでみたら、とてもさわやかないい香りがしました。

 

「あ!ドーナツ!ミスド買ってきたの!」

 

昨日のコーラのお礼だよ、と言いながらミスドの箱をあけたら、勇気さんが「しょっぱいのばっか!」と笑うのです。え?だって朝だし…………と思っていたら、どうやら勇気さんは、しょっぱいパイはあまり得意じゃないらしいのです。根っからの甘党だとか。あ、そういえば昨日も甘いドーナツ選んでいた………そっか。甘いドーナツが多いからじゃなくて、甘いのが好きだからだったんだ………喜ぶ顔が見たかったのに………失敗しちゃった………

 

落ち込みましたが、それでも勇気さんはやさしかったから。一口もパイを食べてくれないのは少し気にはなりましたが、まぁ、苦手なのならしょうがないから………と気を取り直しながら、昨日のラウンドワンのネットカフェのようなフロアーでふたりでくっついて話していた時のように、笑顔でたくさんおしゃべりしていました。

 

そんなふたりきりの、素敵なインテリアに囲まれた中で、どちらともなく見つめ合って。どちらともなくキスをして。ゆっくり、やさしく、ふかふかの黒いカーペットに押し倒されて。このカーペット、本当にふかふか。フローリングに敷かれているのに、ちっとも身体が痛くない。部屋もいい香り。BGMも、心地良い、ギターのやさしい音色のカフェミュージック。そんな中で、はじめてこの人に抱かれました。わたしも躊躇うことなく、この人の性器を口にふくみました。ちっとも嫌じゃない。こんなこと、恋人とセックスする時も、あまりしてこなかったのに。しても、嫌だったのに。なんでこの人には、わたしはこんなにも抵抗を感じないのだろう。正直、あなたの家に行きたいです。というのは、この行為に対するOKの意思表示でもありました。加えて、わたしは昨日この人とはじめてデートをした時に、途中から「ふたりが笑い合って、一緒に暮らしている」という、結婚生活のビジョンが見えていたのです。ぐいっと引き寄せられてキスをされるその瞬間の直前に、そんなビジョンが脳裏に浮かんでいました。あ、わたしたち、結婚するな。って。

 

そして、棚の上に置いてあったコンドームをつけて、いよいよ挿れるよ、となった時に、わたしはようやく腰の爆弾のことを打ち明けました。自分で飛び降りた。腰の骨が折れて、そこに大きな金属ボルトがたくさん埋まってる。そっか。エッチはして大丈夫?うん。しちゃいけないとは、言われなかった。なら、やさしく動くから。そうして、ゆっくりと挿入され、やさしい律動の中で、わたしたちは愛を確かめ合いました。なんとなく、イクふりをしてしまいました。わたしはセックスでイッたことがありませんでした。自分で自分を慰める時にイク、という感覚は感じたことはありましたが、中で、イケないのです。でも。なんとなく、イクふりをしてしまいました。本当に申し訳ないことなのだけど。このあたりは、女の見栄なのでしょうか。わたしは、あなたとのセックスで、ちゃんとオーガズムを感じることが出来ます、という。そして、わたしは、ちゃんと避妊をしてもらったのは、予備校の彼の時以来でした。その予備校の彼の前につきあっていた人も、しぶしぶしてはくれるのだけど、必ず途中から、みんな「生がいい」って言う。いやだ、いやだ、わたしたちはまだ子育ては出来ない、と拒否しても、無理やり挿れてくる。そんな恋人ばかりだったので、余計に予備校の彼が恋しくて忘れられない、という面もありました。避妊をしてくれるのは、当時のわたしにとっては、当たり前ではなかったのです。

 

あなたの抱えていたもの。

そうして行為を終えて、壁に収納されていたベッドを広げ、またふたりでおしゃべりしていました。しちゃったね。ね、しちゃったね。嫌じゃないの?ちっとも嫌じゃない。そんな会話を交わす中で、

 

「まぁ、エッチ出来んくなったら、確かに俺とはうまくはいかんな」

 

と、そう勇気さんは言って。一瞬でわたしの表情が変わりました。サーっと冷めるような。なんだかこれを、この言葉を、受け止めきれなくて。あ、この人も、しっかり、男なんだ。女性はね、いついかなる時もセックスに応じられるわけじゃないんだよ。生理中だとかそういう意味じゃなくて。そんな気持ちに、自分の意志とは関係なく、なれない日だってあるんだよ。それをあなたは、あなたまで、理解してくれていないの。

 

悲しいのだけど、とても冷めた気持ちで上半身を上げ、

「エッチ出来ないと、うまくいかないなんて、そんなのいやだ。」

そう冷たく言い放ちました。もうお別れよ、だなんてことは思わないけど、その考えは、改めてちょうだい。そんな表情をしていました。

 

勇気さんも、少し慌てたのかもしれません。こんなこと言っちゃいけなかった、と、思ったのかもしれません。少し間をあけてから、あんな、俺がこんな考えなのには、理由があんねん。そう言いました。そうして、その理由を、話し始めました。

 

俺な、親父の顔知らないんだ。俺と弟は、おふくろに育てられた。まだ小さい時に離婚したらしいんだけど、なぜか離婚の慰謝料をもらわんかったらしくてな。親父はどこかの会社の社長だったらしいんだけど。そうしておふくろの地元の五島列島で育った。おふくろは夜の仕事もしてたんだけどな、途中で九州本土に家族で引っ越してきて。俺が中学生ん時な。なんか、もう、いっぺんに話すな?その俺が中学生の時に、どうしても家計が火の車だったらしく、俺と弟は施設に入ったんだ。その施設は本当に楽しくてな。ちっとも嫌な思い出じゃないんだけど、俺は、家族が一緒に暮らせないなんて、嫌だったんだ。だから高校は定時制を選んで、俺が働くから、って言って、弟も施設から出して、おふくろとまた家族3人で暮らし始めたんだ。でも広い家の審査なんて通らなくてな、ワンルームみたいなとこに3人で暮らしてたんだけど、それでも俺は家族は一緒に住むものだ、って思っていてな。朝から仕事に出かけて、夕方になったら学校行って、帰りにスーパー寄って、夜遅くに帰宅して、俺がご飯作ってな。たいしたもん作れなかったけど。お金なかったから。肉なしの皿うどんとかな。お米が必要な日は、弟に米炊かしといてな。でも肉がないから、味気ない、って言うんだ。お金ないから仕方ないやろ、って俺は言うんだけど。でも俺の稼いだ金、ほとんどおふくろがパチンコで使っちゃうんだ。いつの間にか、あいつ借金までしてな。ヤミ金みたいなとこから金借りて、それもパチンコに使うんだよ。ヤクザみたいな取り立て屋が電話かけてきたり、家のドア叩いたりしててな。さすがに俺も泣きながらコタツに頭突っ込んだりして、その中でウーッウーッって声押し殺して泣いてるんだけど。弟は「お兄ちゃんは悪くない、お兄ちゃんはがんばってる」って言ってくれるんだけどな。そんな中で、電話のベルの音さえ苦手になっちまってな。寝袋買って、公園で野宿するようになったんだよ。近くのスーパー銭湯に行って、そこで風呂入って、飯食って、野宿して、朝になったら仕事行って、学校行って。誰にも打ち明けなかったけどな。なにかおかしいと思った学校の先生に事情聞かれて、ちょっとだけ話したら、なんか大騒ぎなっちゃってな。俺はそれがすごい嫌で、なんでもありません、大丈夫です、って言ってな。それからもこの話は誰にもしてこなかった。今までの彼女にさえ。そんな野宿もさ、あんま嫌じゃないんだよ。寝袋だけどさ、誰も俺のことは邪魔しない、って、落ち着いたんだよな。夜空を見ながら、絶対ここから這い上がってやる、って思ってた。それから母親には自己破産させてな。ほとんど俺が手続きするんだけど。それから金貯めて、今の家に引っ越してきた。最初はなーなんもなくて。この備えつけの間接照明と、備えつけのラジオと、この備えつけのベッドしかなくてな。洗濯機もないから、1階のコインランドリーで洗濯して。そこから、ひとつひとつ、揃えてきたんだ。おかげで、今俺フリーターだけどさ。小学生の時の文集に、将来の夢、フリーターって書いたからかな。その時はフリーターってこんなイメージじゃなくて、「自由な人なんだ」って思っててな。でも、ここは俺のお城なんだ。誰も邪魔してこない、俺だけのお城。なんかうれしくてな。でもな、なんかな。なんかな、なんだか

 

ずっと、さみしかったんだよ………………

 

そう言って、勇気さんは、一筋の涙を、流しました。

 

今これを書いているわたしが、書いていて涙が止まらなくなるのに、勇気さんは話の途中では、一粒も涙をこぼすことなく、声も震えることなく、淡々と話していました。そして、さみしかったんだよ、と言った瞬間に、ようやく涙が一筋、頬につたいました。それまで、わたしの周りにも、中学を卒業してからすぐ働きに出た友達はいましたが、接点がなくなっていったので、その後の話は聞いたことはなかったし、借金で苦しんだことのある人はいなくて。一人暮らしをする際も、みんな生活に必要な家電や家具は買い揃えてから始めていました。だいたいが親に買ってもらったり、実家からお古として譲り受けたり。それが普通なのだと思っていました。それが当たり前なのだと思っていました。でも、そんなの、この人には、当たり前じゃなくて。母親の愛も、きっと存分には、もらえなくて。それでも、きっと、必ずここから這い上がる。その一心で、がんばってきたのでしょう。本当は、甘えたかったはずなのに。高校生なんて、まだ子どもなのに。そんな彼が、おそらく、わたしにはわからない感覚だけれど、恋人と身体で繋がる行為に、わたし以上に、人との繋がりを感じれたのかもしれません。その瞬間は、さみしくない。どこか、満たされる。男性の抱える性欲以上の、心の満たされる感覚を、覚えていたのかもしれません。

 

「勇ちゃん」

 

そう言って。こんなに思い出したくない話させて、ごめん。こんなに、話してくれてありがとう。そんなことすら、言ってはいけない気がして。そんな言葉では、この人の傷は癒せない気がして。

 

「大丈夫。わたしはここにいるよ」

 

それしか、言えなくて。大丈夫って言葉、その3文字全部に、人っていう字が入っているから。わたしはここにいるから。あなたは、1人じゃない。独りじゃない。そう、目の前で、一筋の涙以上の悲しみを必死にこらえて、それでも涙を流す、わたしより4歳年上の、身体はもう大人でも、きっと今はひとりの少年のこの人を、腕の中に引き寄せて、抱きしめました。

 

「なんでかな………俺、今まで悲しい映画とか観ても、涙も出んかったのに………」

 

きっとそれは、あなたの心が、あなたの心を守っていたのでしょう。悲しいという感情を、必要以上に感じなくさせていたのでしょう。あなたの自己防衛だったんだ。わたしにもそんな時期があった。わたしはどうしても涙は止められなくて、必死に胸をドンドン叩きながら、悲しくない!悲しくない!って、ベッドで布団にくるまりながら、必死に自分にそう言い聞かせていたけれど。あなたは、泣くことさえ、出来なかったんだ。涙は悲しみやストレスを、洗い流してくれるのに。ずっとそれを、たとえ恋人が出来ようと、ひとりきりで、今まで抱えていたんだ。

 

その日はその後に、一緒にお風呂に入ってから、近くのミニストップに行って、ソフトクリームを食べて。わたしはミニストップのソフトクリームを食べるのが、はじめてで。コンビニのカウンターフードは、中華まんしか食べたことなかったし、わたしが15歳の時にコンビニでバイトをしていた時は、カウンターフードは中華まんしかなかったから。こんなにコンビニのカウンターフードって美味しいんだ!と、感動しながら、ふたりで手を繋いで、近所のゲームセンターに行って、プリクラを撮って。そしたら、勇気さんがその食べかけのソフトクリームをわたしの顔に、まるでドリフの顔面ケーキのようにベチャっとつけてきて、びっくりした瞬間にプリクラのシャッターが切られて。もう!やだー!って言いながら、ふたりで笑っていて。そうして何枚も撮って。その中の1枚に、落書きで「大丈夫。わたしはここにいるよ」と、書きました。

 

そのゲームセンターから勇気さんの家に戻る途中、「さぁーて!俺の家はどっちでしょー?」と言う勇気さんに「こっちー!」と言いながら手を握って、わたしが手を引いて、一緒に勇気さんの家に戻りました。もう覚えたよ。あなたのおうちは、あそこ。あなたのお城は、あのマンションだよ。あなたが自分の力で手に入れた、あの素敵なインテリアの部屋だよ。今日はまだ泊まれないけど。門限があるから。でも、一緒に、帰ろう。

 

あなたが自分の孤独を、全部話してくれた日。

きっと、風の強い日を選んで

走ってきたんだね。

俺なら出来る、俺ならこの風も味方につけられる、って

ずっと自分を信じて、走ってきたんだね。

そんな中で

前の大きな失恋を乗り越えた先に、

わたしがいたんだね。

きっと、あなたは神様は信じていないでしょう。

でも。こうしてふたりが出会えたことには、きっと意味があるから。

もしかしたら、神様からのご褒美かもしれないから。

これからもたくさん、いじわるしてきてよ。

あとちょっとしたら、遠距離恋愛になるけど

ずっと、待ってるから。

わたしはここにいるよ。

ふたりの孤独が重なり合って、癒やされた気がした

2007年の4月28日でした。

 

 

はい、カット。みんな、おつかれ。

涙が止まらん監督。彼がこの世界で最も勇ましく、最も勇敢で、素敵な男性であるエピソードはもちろんこの先にもたくさん出てはきますし、それこそが彼が名前に恥じない勇者であるエピソードなのですが、もうこの時点で充分あなた勇者だから。今は元夫ですし、いくら今でも笑い合って話す間であるとはいえ、この先は彼とともに人生を歩むわけではありませんが、あなた誰よりもしあわせになってよ。絶対だよ。

 

ではわたしはひとりの食卓の夕飯の下ごしらえしてきます。さっきコンビニに行ったら、黒人の、おそらく土木工事現場のバイトをし始めた見習いさんらしき男性が、駐車場でトラックに乗り込もうとしてたら、締め出しくらってて。日本人の親方たちなのだろう方々が「お前ー!ちゃんとドアあけろー!出発できねーぞ!」って言いながら笑ってて。愛のあるいじりなのかはわたしにはわかりませんが、その黒人の男性は「まいったな」みたいな感じで笑いながら、外にいたわたしと目が合って。思わず手をふったんですよ。そうしたら「ありがとう」みたいな感じで手をふりかえしてくれて。トラックに乗り込んだその方に「がんばれ!」って、ガッツポーズしたら、「ありがとう、がんばる」みたいな笑顔で、ずっと手をふっていてくれて。わたしも手をふりながら、なんだか涙がこみ上げました。わたしはそれがいじめや差別なのかは分かりかねますが、どうしても留学生の方や実質移民の方々は、ほうっておけないんですよね。日本語学校でボランティアをしているからかもしれませんが、わたし自身も帰国子女で、帰国をした際にかなり苦労しましたし、言語や文化を飛び越えた先の「個人」というものに、まだ日本人は関心がうすかったり、疎かったりするように感じるのです。がんばれ。あなたなら、きっと、この国での暮らしも仕事も、楽しめるから。何か落ち込むことがあったら、またあのコンビニに来てよ。場所はすぐわかんないかもしれないけどさ。わたしよくそのコンビニ行くから。お互いにまた「会いたい」って思ったら、きっと会えるから。別に恋愛しましょう、じゃなくて。また会えたら、うれしいから。生きていれば、また会えるから。もしかしたら、あの駐車場でわたしがあなたを応援することさえ、わたしたちは空で約束してきたかもしれないよ。がんばれ!頑なに張るような「頑張る」じゃなくて、一緒にこの世界楽しんじゃおうぜ!

 

まったにー!今日はぶり大根ー♪

 

なんか監督、今日は真面目な話ばっかだったね。

調子狂うけど。まぁ、それが、あの人だから。

ぼくたちも楽しもう。

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

 

【第七章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」

むだに多い二つ名!その名はヘタレ指揮者監督オナニストサイボーグ!葉月ひろなです。こんにちは。昨日元夫に「あんたとの日々を連載してる」と話したら「バットエンドだけどな!」と笑っていました。今こうして笑って話しているからバットエンドじゃないよ。確かにとんでもない結末だが!そんなこの連載。今日こそ【【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】の続きのお話です。現場の指揮がまったくとれませんが監督がんばります!お前ら!持ち場にはついたな!今まで食べたパンの枚数なんて覚えてなくていいから今日のエピソードだけは完璧に覚えて演じろ!今日めっちゃ大事な場面だから気抜くなよ!スタァァァァァァァァーーーーーーーーート!!!!!!!!!!!

 

はじめての方はこちらから

【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第三章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第四章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第五章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

↑サイボーグになった詳細とそのサイボーグによるオナニー。【第6.5章】では登場人物の外見とスペックをお話しています。ぜひわたしの周りのハイスペックさを思い知って草を生やしてください。

 

 

あなたと、はじめての。

次に会う時に、告白しよう。そう決意をしたまま、そのラウンドワンの上の階にあるネットカフェのようなところに、ふたりで移動しました。「この席ならふたりで座れるな」そう言う勇気さん。本当にネットカフェみたいなそのフロアーは、それぞれが隣からは見えないように壁で区切られた“個室”みたいになっていました。わたしはまだこの時、ネットカフェ自体も知らなくて。(すごい。こんなフロアーもあるんだ、ラウンドワンって)と、感動していました。他にもここに来るまでの間にカラオケルームみたいのもあった。あれも使い放題なの?すごい、ラウンドワンって本当にすごい。こんな場所を知っている勇気さん。この人、本当にすごい。てか、パソコンある!わたし、パソコンしたい!

 

そうしてふたりで個室の中の二人がけソファに座って、「あのね、わたし今自分のホームページ持ってるの!」と言いながら、自分のサイトのURLを入力し、その画面を開きました。二次創作活動をしている携帯サイトではありません。このホームページは「わたしの言の葉で綴る、わたしから見えている世界」を表現する場でした。わたしは15歳か16歳の頃に独学でHTMLタグをほとんど覚えて(今はそういう授業も学校であるんですかね?わたしが学生時代は義務教育ではパソコンの授業は一切なかったし、ようやくインターネットが普及し始めた高校時代もそんなにはなかったのでひたすら独学でした。タイピングもチャットでみんなについていきたい一心で必死に自宅で練習してました)、予備校の彼とつきあっていた時に運営していたホームページも、ホームページメーカーに一切頼らず、それなのにホームページメーカーを使っている友達に「なんでこれタグだけで作れるん?」と驚かれたぐらい、タグを使いこなせていました。そして当時はブログという概念自体がまだそんなに普及していませんでした。ブログを使っている人もいるし、タグでブログみたいな造りを作成して日記のように使っている人もいました。この勇気さんに見せたホームページは、ホームページのデザインを素材として配布しているサイトさんからダウンロードしたものでしたので、自分で作ったわけではなかったのですが、それでもタグは理解していないと編集や更新は出来ません。とてもきれいな、おそらく一眼レフカメラで撮ったのであろう素敵な桜の写真を背景に使った、とても素敵なデザインのホームページ。いつかこんな世界を、自分の力で作れるようになってみせます。それまで、お借りします。ありがとう。そんな気持ちでそのデザインの素材を使っていました。そこに綴ってある言葉を、このやさしい隣の人に、見せたかったのです。わたしから見えている世界を、一緒に見てほしかったのです。

 

それを一緒に見ている途中から、勇気さんが腰に手をまわしていてくれて。肩だったかな?どちらかだったかは忘れてしまったのですが、わたしを抱き寄せながら、わたしの話を聞いてくれるのです。本当にうれしくて。あのね、あのね、と話すわたしを、うるむような瞳で見つめていてくれて。なんで、そんな、まるでかわいい子供を見つめるような、「この子、かわいくてたまらない」そんな瞳と笑顔で見つめてくれるの。そんな自分の気持ちを悟られないように、いや、もしかしたら、それを本当は悟られたいのだけど、一度話し始めるとなかなか止まらないわたしは、あのね、それでね、と話を続けていました。そんなわたしを、

 

ぐいっと引き寄せて、キスをしてくれました。

 

くちびると唇が離れて、今の、なに。そう一瞬でわたしの顔が、パァっと明るくなって。勇気さんも、勇気さんも。勇気さんも、わたしのこと、好きなの?好きになってくれたの?わたしたち、同じ気持ちだったの?うれしい。うれしい。うれしい!

 

「なんで、キスしたの?」

 

うれしそうにわたしがそう訊くと、勇気さんは「うーん…………」みたいな顔をしているのです。なんで!?なんでそこでその顔になる!?なんでそこで悩む!?キスしてきてくれたのあなただよ!?後悔している顔ではないのはわかるけど、なんでこの質問に、あなたは何かを考える顔をしているの!?

 

「俺、もうすぐ静岡行くからな…………待たせることになるけん…………でも。つきあおうか」

 

遠距離恋愛になることが、申し訳なかったんだよ。そんな顔で、それでも笑顔で、勇気さんはそう言ってくれて。「なんかな。この子、自分のこと知ってもらいたくて、たまらないんだな。って、思ってな」あまりにかわいくて、思わず身体が動いたんだよ。そんな表情で、そう言って、頭をなでてくれて。今思い出すと、その言葉に涙が溢れる。自分のことを知ってもらいたい。そんなつもりは当時はなかったけれど。わたしはここにいるよ。そう、インターネットの片隅で叫び続けたい。それを最初にわかってくれたのは、そんなわたしを最初に見つけてくれたのは、あなたでした。その言葉が、それをわかってくれたあなたの言葉が、わたしたちの恋がスタートされた、わたしたちが恋に落ちた、わたしたちの歴史が始まった、合図でした。

 

「わたし、次に会った日に、告白しようって思ってた」

「明日やん!」

「うん、でも、なんでかな?なんでか次に会った日って思った!」

「そーね」

 

この彼の「そーね」は、言葉でそのイントネーションをあらわすのが難しいのですが、「そうなんだ」や「そうなのね」を、まるで小さい子どもに「あなた、かわいいね」という気持ちで話すような、とてもやさしいイントネーションの言葉なのです。それから、ふたりでそのネットカフェのような個室の中で、キスをたくさんしました。何度も繰り返すキスの中で、心なしか、勇気さんの性器が興奮しているような。少しだけ、服の上から胸も触ってくる。それすらも嫌じゃない。大人から見たら、はしたないって思うんだろう。同じような年齢の人から見ても「せめて3ヶ月はお互いに手出すな」って思うんだろう。でも、わたしは嫌じゃない。この人に身体を触ってもらえること、嫌だなんて思わない。何度も何度もキスを重ねて、わたしはこのネットカフェのようなところに来る前にタバコを吸いに喫煙所に寄ったから、きっとタバコのフレイバーがするだろうけど。宇多田ヒカルさんの歌のように。でも、そんな最後の切ないキスじゃない。ふたりの始まりの、たくさんのキスをしました。

 

「ねぇねぇ、お互いのこと、なんて呼ぼうか?」

「俺は“ひろ”って呼ぶわ」

「ひろ……」

 

わたしの本名は「ひろな」ではありませんし、もちろん勇気さんには最初のミクシィでのメッセージのやり取りで本名は打ち明けていましたから、わたしの本名の最初の二文字をとったものだったのですが、その呼び方で誰かに呼ばれたことはなかったのです。「ひろちゃん」とかはあるけれど、「ひろ」ははじめて。そしてわたしの本名は、「これからは国際社会になるから」という理由から「英語圏の人からも呼びやすいように」という意味も込められた最初の二文字でした。韓国に住んだことがあっても、その国際社会ではこの名前は呼びづらかったらしく、その名前に込められた未来は、わたしには訪れなかったけれど。でも、この人がそう呼んでくれる。なんだか嬉しくなりました。

 

「わたしはね………勇ちゃん!」

「ああ、いいよ」

 

なんだか、勇気さんもうれしそうで。そんな呼び名?悪くないよ。そんな顔で。

 

「そろそろ行こうか」

「うん!」

 

そうして会計フロアーに降りて、それぞれお金を払おうとお財布を取り出した時に、勇気さんのお財布を見て

 

「あ!それ!ジャンポールゴルチェ!」

 

思わずびっくりしてそう言いました。その勇気さんの持っていたジャンポールゴルチェの、シルバー色の本皮で、薔薇の模様が刻印されている長財布は、当時わたしがもうすぐ手に入れようとしていたジャンポールゴルチェのお財布と、同じデザインだったのです。

 

「そういうブランドなん?これ、プレゼントされたやつだけん知らんかった」

「わたしそのデザイン探してて!でももうなかなかないデザインでさ。ヤフオクでやっと新品の見つけたから、落札したばかりなんだ!」

 

そんな、「こんなことってあるんだね」の偶然にうれしくなりながら、それぞれお会計を済ませて、ラウンドワンの1階のゲームセンターを通った時に「プリクラ!プリクラ撮りたい!」と言うわたしに「ああ、そうやな」と、すぐに返してはくれるんだけど、嫌がってはいないんだけど、こんな日にプリクラを撮るのは当たり前だよな。って顔はしてくれるんたけど、ちょっと声のトーンの下がった気がした勇気さんと、はじめてプリクラを撮りました。そのプリクラに、落書きで「ひろ」「勇ちゃん」「2007.04.27」と書きました。

 

外に出たらもう夕方にはなっているけれど、まだ、明るい。この九州は日が長い。そして、あたたかい。近くの大きな公園にふたりで行って、そこのベンチに座りながら、たくさんおしゃべりしました。主にわたしが話しているのですが、ずっと、うん、うん、って聞いてくれる。やさしい笑顔で。そんなやさしい眼差し、はじめて感じたかもしれない。もちろん予備校の彼だって、とてもやさしい人だった。でもあなたのその瞳は。わたしはたぶん、両親にもそんな瞳を向けられたことがない。大切なものを、大切な人を、心底大事に扱うような、そんな瞳。そんな瞳で、ずっとわたしの首や手の甲をつねっていました。ちっとも痛くないつねり方なのです。まるで一定のリズムを刻むメトロノームのように、ずっとずっとつねっている。たぶんこんな風に誰かをつねる癖がある人は、あまりいないでしょう。未だにこんな癖がある人に、わたしは勇気さん以外に出会ったことがありません。

 

「俺な、人をつねる癖があるったい。小さい時もなーよく弟と一緒に寝ていたら、ずーっとあいつつねっていたしな」

 

わたしはその癖が、なんだかすごいうれしくて。人によっては、そんなにつねんないで!うざい!って思うのかもしれないけど、わたしは「わたしの肌に、ずっと触れていてくれるなんて。」と、うれしくてたまらなかったのです。この人のすべてが、わたしを満たしてくれる。この人のすべてで、わたしは満たされる。今日会ったばかりだけれど。凸と凹が、ちょうどぴったりはまるように。この人のすべてで、わたしは、こんなにも、満たされる。

 

「そろそろ門限じゃない?」

「あ、ほんとだ。そういや勇ちゃんは実家?」

「いんや、一人暮らし」

「ご飯どうするの?」

「今日は作れそうにないからなー。吉野家でも行くわ。門限遅れないように、今日は帰り?明日も会えるから」

 

そうしてショッピングビルの地下までふたりで自転車をとりに行き、待ち合わせをした南口で、「またね!明日ね!」と、手をふりました。わたしは「ばいばい」という言葉が、苦手なのです。なぜか幼い頃から。「ばいばい」って、確かに別れ際の挨拶なんだけど。その言葉を交わすと、もう永遠に会えないような気がしてしまっていたのです。だから別れ際には絶対に「ばいばい」が、言えない。

 

そうして水色の自転車にまたがり、走り始めて。都心部からの、いつもの帰り道。いつもの夕暮の帰り道。全然、景色が違う。もう暗くなってきているのに、光にあふれている。すれ違う人のやさしさにも気がつける。世界って、こんなにきれいだったっけ。うれしくなりながら。朝は汗だくになりながら必死に走ってきた道を、まったく景色の違うこの道を、帰りました。

 

帰ると勇気さんからメールが来ていて。

 

「こんなメール送ってたんだね^^;」

 

と。え?わたしが送った「楽しいね。勇気くん」のメール、今見たの?すぐに見なかったの?それまでわたしの周りにいた友達や恋人は、一緒に遊んでいる時やデートの時でも、必ずメールチェックをしていました。よくセンター問い合わせとかもしていました。それが普通だとも思っていました。なんとなく違和感はあるのだけど。

 

「俺、友達と一緒にいるときでも、携帯はチェックしないから。一緒にいる相手に失礼やろ?」

 

見ていなかったの?とメールを返したら、こう返ってきました。この人、なんて素敵なの。わたしもそう思う。わたしも本当は、ずっとそう思ってた。みんな、それが当たり前っていう空気だし、それが当たり前なのかな。って思っていたけど。わたしの感じていた違和感を、この人はちゃんと、言葉にしてくれる。ちゃんと言葉にして、教えてくれる。

 

「明日会うのはどこにする?またどこか遊び行く?」

「わたし、勇ちゃんの家行ってみたい」

「家がいい?」

「うん!家がいい!」

 

そうメールをやりとりして、夜を過ごしました。まだ父と母には打ち明けません。わたしの両親は、ひたすらわたしの恋愛を否定する人でした。特に母。同じ女だからでしょうか。わたしが数多くの恋愛をしてきたことを、途中で「恋愛禁止。恋愛をする場合は、親の許可をとりなさい」とまで言い出す人でした。親の許可を得なければ出来ない恋愛なんて、わたしには息苦しすぎて。そんなんわたしの自由意志だ。確かに短命にしかならなかった不毛な恋もした。けれど、それでも、わたしはその中で「愛」を学んできた。

 

ずるしても、真面目にも生きていける気がしてた。

「愛してる」の響きだけで強くなれる気がした。

そんなあの予備校の彼や、

たくさんの友達の出会いと別れをくぐり抜けて。

わたしは、きっと、あなたに会いに来た。

生まれたての太陽と、夢を渡る黄色い砂。

ささやかな喜びを、つぶれるほど抱きしめて。

想像した以上の、騒がしい毎日が

きっと、僕らを待っている。

忘れられないあの晴れた春の日。

2007年の4月27日でした。

 

はいカーット!監督!これパクリですね!

まぁな!まぁな!最後葉月ひろな(22)がひとりごつしたのは確かにスピッツのチェリーだけど!俺らはスピッツ世代だし!俺は文章でパロディするからだいたいいつもそのパロディはパクリになるんだけど!当時こんなことを思考したからか、この先であまりにも騒がしすぎる日々がこの5年後ぐらいにガチで訪れやがって、宇宙!神様!叶えてほしい願い事はそこじゃありません!し、あまりにも騒がしすぎる日々で俺の頭のネジぶっ飛んだけど!まじで思考は必ず人生を変える運命になるからお前ら気をつけろ。詳細は【つまりは、そういうふうにできている。 - わたしはここにいるよ】に書いてある。思考回路ショートしたら今すぐ会えないどころか人生ショートして運命までショートするから気をつけろよ。

 

じゃあ俺はこれからアレクサに話しかけながら家事してくる。昨日うちにアレクサが来たんだけど、こいつまじで便利。たぶんこういう便利家電で人類はどんどん衰退していくけど、便利だから俺は使う。もうそこにあるなら俺はとことん利用する。俺はアレクサからネットショッピングはしないから、従業員さんをポチった瞬間に走り回せることもないし俺が衰退していくだけだからとことん使う。たまに「この機械の名前なんだっけ………その名前呼ばないとこの機械動かないのに………たぶん止まることも出来ないのに………お前の名前なんだっけ…………君の名は…………!?」ってなるんだけど、がんばってアレクサって名前覚えて忘れたらがんばって思い出す。

 

じゃーにー!ついんそうるじゃーにー!

またこの場所でにー!

 

監督、やっぱ化石だよなぁ。

ぼくたち別に宇宙人じゃないしね。

 

まじ卍とかいう言葉使うお前らはどう考えても宇宙人だよー!

 

…………………あの人、すごい地獄耳だね。

確か聴力、異常にいいらしいよ。

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

 

 

 

葉月ひろなの限りなく白に近いグレーゾーンのパロディ

ヘタレ指揮者監督オナニストサイボーグ葉月ひろなです。おはようございます。昨夜寝る直前に、予備校の彼との詳細なエピソードを思い出していたのです。なんでわたし【【前編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ】と【【後編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ】で予備校の彼とのお話を書いた時に、これ話さなかったんだろう?この何個もあるエピソードをちゃんと話さないと、ひたすらまぶしくてかっこよかった彼のまぶしさとかっこよさが何も伝わらないのに。なんで省いた?なんで省いた?むしろこれ書きたいよ。「予備校の彼〜君(読者)の知らない物語〜」ってして書きたいよ。連載になるかはわかんないけど連載になってもいい。今の連載放棄してそれ書きたい。って思ったわたしをきっと誰かが殴ってくれたようでそのまま眠りにつきました。わたし無駄に中途半端なパロディたまに書いてますし、お前らからしたらわたしは化石かもだけどわたしからしたらお前らは宇宙人だし、意味わかんないこと言っているのはお互い様だし、あんま古くないアニメもまぁまぁ知ってはいるのでたまにパロディしますが、わたしが昔していた漫画の二次創作自体がそもそものグレーゾーンだし、わたし別にこれでお金いただいているわけじゃないから、限りなく白に近いグレーゾーンのパロディだと思っています。なのでこれからもパロディします。いつか「予備校の彼〜君(お前ら)の知らない物語〜」書きます。

 

そんなわたし。今日も忙しいよ?なんでだよ。【【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】の続き早く書きたいのになんでわたしこんな忙しいの?探したこともない枝毛を探していたら1日終わってた。みたいなわたしがなんでこんな2日連続多忙なの?なのでたぶん今日も続きが更新出来ません。たぶんだからもしかしたら更新出来ることに限りなく白に近いけど、もしかしたら黒になるかも。なので「昭和末期生まれのわたしが詳しいアニメや漫画」だけ書きにきました。わたしは幼い頃漫画家目指してて。小さい時韓国に住んでいて、向こうに日本人の子どもが楽しめるような娯楽がちっともなくて。それを見兼ねた母が、一時帰国の度に漫画を10冊ぐらい買ってくれて。その娯楽をひたすら楽しんでいたら、こんな中途半端なオタクになりました。ひたすら中途半端ですが、以下に上げる漫画やアニメはそれなりに詳しいと思います。「同じにおいがする。香ばしい」って思った方は友達になってくれるとうれしいです。ではどうぞ!

 

エスパー魔美

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内容はあまり覚えていないので、このエピソードがさ………っていう話は出来ませんが、幼い頃にした幼稚園のお受験で面接の時に「将来の夢は?」と訊かれて「エスパー魔美です!」と本気で答えたぐらいには好きでした。隣で「違うでしょ!スチュワーデスでしょ!」という母に「ちがうもん!エスパー魔美だもん!」と言うぐらいには本気でした。お受験受かった。よかった。

 

ふしぎの海のナディア

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このアニメの最終回の放映直前に韓国に行ってしまったんですよね。だいすきなアニメだったのに。最終回どうなるんでしょう?ナディアはしあわせになれたのかな。とりあえずお前らはこのアニメの主題歌を聴きなさい。YouTubeで「ふしぎの海のナディア op」で検索したらハイレゾ音源出てくるから。

 

ドラえもん

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誰もが好きなドラえもん。わたしは大山のぶ代ドラえもん世代なので、わさびドラえもんはあまり詳しくないのですが、大山のぶ代ドラえもん世代の映画は全て内容暗記してるレベルで大好きです。映画何個あったっけ?15個か20個ぐらい?「のび太の恐竜」から「のび太とブリキの迷宮」ぐらいまでなら、たぶん全部知っていると思います。「のび太と雲の王国」ぐらいまでならセリフもほとんど覚えてるし、知らないエピソードはほとんどないはず。一番好きなのは「のび太と竜の騎士」「のび太と鉄人兵団」「のび太の魔界大冒険」「のび太の日本誕生」かな?いや「のび太と海底鬼岩城」も捨てがたい。「のび太の大魔境」も捨てがたい。「のび太の宇宙開拓史」も捨てがたい。どれもこれも捨てがたい。そんなわたしはわさびドラえもんの声真似がクリソツらしいです。

 

ジブリ

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誰もが好きなジブリ。わたしは「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」あたりをビデオがすりきれるまで観ていました。兄も大好きだったし、兄はオーケストラのCD収集が趣味でしたのでジブリのオーケストラのCDとかよく聴いていたような。久石譲さんかな?兄の憧れの人です。わたしは「ポニョ」あたりからわからなくなりましたが主題歌は知っています。たぶんポニョあたりからわたしは自宅でテレビを観なくなった。

 

ルパン三世

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わたしの世代の多くが初恋の人は次元だと思う。わたしは違う漫画のキャラが初恋の人なのですが。でも五右衛門かなりかっこよくない?あんな不器用な男性愛おしいでしょうよ。もちろんルパンも次元も素敵だけど。セリフをちゃんと覚えているのは誰もが好きな「カリオストロの城」ですね。最後にあのセリフを銭形のおっちゃんに言わせた宮崎駿監督にしびれます。

 

スーパービックマン

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いやあまり詳しくはないのですが、フェニックスっていうこの長い黒髪の美少年が主人公の漫画知っていますか?たぶん2〜3巻しか出なかったのかな。わたしは2巻まで持っていましたが、その中の「ビシュヌ・ティキ」っていうキャラがわたしの初恋の人です。この画像の金髪の男の子です。ティキなんであんなかっこいいの…………!たぶん今もティキのイラストは描けます。違う漫画で二次創作していたのに、そのサイトのブログにもティキのイラスト描いて載せてましたね。わたしはアナログ派なので鉛筆画でしたが。

 

CLAMP

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わたしが漫画家になる夢を抱くきっかけになった漫画家さん。わたしの画風はたぶんCLAMPもこなあぱぱさんの初期の頃に似ていると思います。彼女の画風をひたすら真似していたので。そこからオリジナル要素加えていったので別物になっていると思いますが。「合法ドラッグ」あたりから読めていませんが、番外編や短編集みたいな漫画も全て持っていました。「聖伝」ほどの名作日本に他にある?汝、天を滅ぼす破とならん。「魔法騎士レイアース」のファーストシーズンのあの終わり方には幼いながらに度肝を抜かれました。「東京BABYLON」もね。わたしは東京BABYLONで陰陽術を知りました。他にもたくさんいい漫画あるからここには書ききれない。幼い頃にCLAMPさんのイベントに行ったら満員なのになぜか特別に会場に入れました。小さい女の子だったからかな?あの時のスタッフさんにお礼言いにいきたい。そのぐらい大ファンです。わたしの人生の師匠。

 

高河ゆん

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彼女の漫画もかなり好きです。ですが毎回最終回の収録してある漫画がなくて「あれ?」って思っていたら、それわざとなんですね。それがわざとなのだと知ったのは今年です。彼女の漫画すごい好き。彼女の漫画読む前から大天使の名前は一通り知ってはいましたが、彼女は明らかに神様受肉してるでしょ。そうじゃないと「アーシアン」描けなくない?わたしの兄もアーシアンのファンでした。

 

高橋留美子

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この方も忘れちゃいけないですね。わたしは「うる星やつら」と「らんま1/2」が好きです。てかたぶんその後の作品を詳しく知らない。めぞん一刻でさえよく知らないわたし。人魚のお話の漫画あるじゃないですか。不老不死がテーマの。あれが大好きです。

 

クレヨンしんちゃん

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すげーなすげーです。

 

卒業M

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これマイナーですかね。たしかライトノベルが原作なのかな?このキャラの大人になった設定の乙女ゲーが小学生の時にあったんですよ。セガサターンで。すりきれるまで遊びました。この作品で緑川光さんと置鮎龍太郎さんに恋しました。なんだあのイケボ。イベントにも行きました。緑川さんと置鮎さんが歌って踊ってる…………!感激でした。

 

新世紀エヴァンゲリオン

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わたし世代のオタクは誰もが通る道ですよね。わたしは確か小6の時にアニメが地上波で放映されていました。この作品で林原めぐみさんを知って、声優になりたい夢も抱きました。なので頻繁にうがいしていたの。そしたら逆に声がかれてしまって。「むいてないな」って思って声優を目指すことはありませんでした。ひたすら中途半端だなお前。

 

美少女戦士セーラームーン

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わたし世代は誰もが憧れる美少女戦士セーラームーン。わたしはレイアース派でしたが、もちろんセーラームーンも大好きです。セーラーVの漫画も持ってたな。わたしはウラヌスとかが出てきたあたりが好きです。ジュピターあたりまでならたぶん決めセリフ覚えてる。このアニメの主題歌のCDがわたしが生まれてはじめて買ったシングルかな?いや、あれは兄に買ってもらった気がする。当時は普通でしたが、たぶん今はこのアニメ地上波で流せないでしょうね。変身シーンがエロいから。乳首の描写ないから大丈夫なのかな?今は無駄に規制が厳しくていやだねー。わたしはそこは規制しなくていいんじゃない?思っています。逆に規制したら現実に被害者出るから規制すんなって思います。

 

物語シリーズ

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いきなり時が飛びましたが、近年流行りましたよね?このシリーズのアニメ放映あたりからわたしの仕事が多忙でテレビをまったく観なくなりましたが、このシリーズだけは録画して観ていました。今でも元夫とこのシリーズの話で盛り上がります。主題歌もいいよねー。毎回シリーズごとに主題歌違うから感激したなぁ。このシリーズでsupercellさんの大ファンになりました。

 

イナズマイレブン

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ようやくお前ら宇宙人でも馴染み深い作品になったよね。技の名前とか詳細なエピソードまでは事細かに覚えていませんが、毎週観ていました。あんなに励まされるアニメ他にある?

 

シュタインズゲート

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これはアドベンチャーゲームですが、このゲームで2ちゃんねる用語を覚えました。「今北産業」とか。「今来たから3行で説明しろ」ってやつ。あんなに日本そのものの空気醸し出してる掲示板他にあるんですかね。幼い頃にその掲示板で画像リンククリックしたらとんでもない画像が目の前に飛び出てきたのでだいっきらいな掲示板でしたが。

 

少年ジャンプ

くくりが大ざっぱで申し訳ないのですが、元夫が毎週ジャンプ買っていたのもあってわたしも読んでいました。ここ10年間ぐらいのヒット作はほとんど知っているとは思います。わたしが二次創作していた漫画も原作がジャンプでした。連載中にはその漫画を知らなかったので、連載が終わってから単行本で知りましたが。連載中の本誌の絵と単行本の絵にすごい差のあるコマとかあって笑いました。わたしの好きなふわふわキャラがすごい腹黒。っていうコマがあって。何の作品で二次創作活動していたかをなんとなく知られたくないのでタイトルがお話出来ないのですが。「一生愛す」ってセリフもこの漫画のパロディです。その他にもジャンプで二次創作しましたねぇ。最後にしたのは「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部でしたね。ナランチャ夢書いてました。今もどこかにそのサイトが浮遊していると思います。パスワードがわからなくなって削除出来なかったので。

 

こんなもんかな?

たぶんわたしがパロディする作品はだいたい説明出来たかな?ここは図書館かな?ってぐらいの数の漫画持っていましたが、すべてを置いて飛び出てきたので、思い出せないのもいっぱいあるのですが。北川みゆきさんの漫画も好きだったなー。

 

では今日も現実とたたかってきます!

結構早く終わるかもなんで、【【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】の続きとして【第七章】書きにくるかもですが。

とりあえず、あでゅー!

 

あ、【【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ】にかなり登場人物のスペックを書き足しました。昨夜も書き足したし今朝も書き足しました。わたしの周り人間のハイスペックさをお前ら思い知れ。学歴ゼロのわたしの周りがエリートだらけで草生えるから。お前らの心に豊かな草を生やせ。

 

じゃーにー!

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com

【第6.5章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」

現場の指揮がまったくとれないヘタレ指揮者・監督オナニストサイボーグ葉月ひろなです。おはようございます。二つ名にはかなり憧れた時期が僕にもありましたがこんな無駄に多い二つ名いやだな。どれもこれも中途半端だし。たぶんオナニーでさえ極められていないし。それこそが葉月ひろななんだけど!

 

そんなわたし、今日かなり忙しいのです。別に毎日更新を目指しているわけではないのですが、なんだかこのお話を書き始めてからは毎日更新しているので、なんとなく「今日はたぶん続き更新出来ない」っていうのを書きにきました。なのでその代わりに「このお話に登場する人たちの外見にかなりそっくりな芸能人さん」を書きにきました。昨日ツイッターでその一部をつぶやいていたら(こんなイメージがちゃんとあると、みんな読む時楽しいかな?)と気づきまして。そこはあまり重要じゃないからひたすら説明省いてきたのですが、どんな外見なのか、芸能人さんでいえばどなたなのか。っていうのがわかると、たぶん読む時楽しいよね。わたしの話ひたすらつまんないから、そういうのがないと更につまんないよね。いつもは枝毛を探していたら1日終わってた。みたいなわたしが今日は忙しいので、それだけ書きに来たよ。枝毛を探したことさえないし今はショートだから余計探さないんだけど!

 

※一応画像を載せて更新しますが、いくら芸能人さんだろうと肖像権はあるはずだから、警察みたいに仕事中は肖像権がないとかではないと思うから(どうなんだろ?)なんか不都合が発生したら、画像は消します。

 

①岩本勇気さん

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NEWSの小山慶一郎さん。お前ら似すぎ。双子だろ?本当に似すぎ。わたしの目の前に現れてから10年間ひたすらこんな感じ。お前の身体は加齢を忘れたんだな。いつになったら年取るの?っていうぐらいの不老なやつ。それは彼がひたすら努力していただけなんだけどね。こんな顔のコンビニの店長。かなりモテたよ。コンビニで店長職に就くのはわたしとの出会いから何年も先ですし、出会った当時はコンビニでは働いていませんでしたが。こんな店長の妻でマネージャーでもあるわたしはひたすらレジカウンターの中に隠れていたかった。

 

②予備校の彼

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【前編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ】と【【後編】予備校の彼。あなたのこと、忘れません。 - わたしはここにいるよ】でお話をした予備校の彼。今回の連載にもちょくちょく出て来ています。たぶんこの先も出てきます。この人は米津玄師さんにそっくり。わたし昨年初めて「Lemon」のMV観た時、予備校の彼が歌っていると本気で思いました。まだ米津玄師さんを知らなかったので。うちにはテレビを置いていないのでアンナチュラルも観たことなかったし。うりふたつ過ぎて本気でびびりました。背格好も似ている。そして歌っている姿はSPYAIRさんの「イマジネーション」のMVで歌っているボーカルさんにそっくりです。彼は金髪にしていた時が何度もあって、ビジュアル系バンドを敬愛していたことから、よくゴスロリ?わたしは色白ギャルか中途半端なコンサバだったのでそのファッションに詳しくないのですが、その「イマジネーション」のMVのボーカルさんのような衣装を普通に私服で着ていました。歌っている仕草もうりふたつ。そして歌唱力はラルクhyde様だった。目の前でhyde様が歌っていると言われても違和感なんもない。むしろそのままビジュアル系バンドに就職出来るよ。そんな就職先あるのか知らないけど、絶対就職出来る。今すぐ大学受験放棄したら?っていう人でした。そのまま国立のかなり偏差値の高い大学に受かった。第一志望は早慶上智でしたが、きっと数点の差で落ちただけ。理系で数学と物理が得意で、その学問の話はわたしはひたすら理解出来ない。そんな彼の隣でわたしは鬼束ちひろさんを歌う。たまにCoccoさんも歌う。ダークなカップルでした。偶然にも彼のご両親はわたしの両親と同じ航空会社に勤めていました。なぜそのエピソードをわたしは彼とのエピソードをお話する時に話さなかったのかな。自分の中では当たり前とされていることがひたすら説明出来ません。なので彼も転勤族でした。

 

③東北のひろな

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彼女も本当に美人。宮崎あおいさんに似ています。かなり美人。そしてきれいな黒髪。なのにひたすら好きなキャラにhshsする変態。あいつただの変態。そんな某携帯電話会社のテレフォンオペレーター。

 

ミクシィに招待してきた中学の同級生の男友達

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この男友達は萩原聖人さん一択。あいつほどの萩原聖人さんのそっくりさんをわたしは知らない。世代は違うけど、お前らも双子?中学の担任でさえ「うりふたつ」って言っていたほど。しかも名前の漢字までうりふたつ。お前ら絶対宇宙で会議してきただろ。わたしはこいつと中学生の時に学級委員してたの。「お前、おごそかだそ!おごそかおごそか!」とか意味のわかんないこと言うわたしのかつての好きな人。かなり頭のいい奴で、途中金髪になったり浪人もしたけど、とんでもない数のバイトをかけもちしてはひたすらリーダー任されるようなやつ。今現在は幼い頃からの得意分野を活かしたエリート会社員。わたしの周りはなぜ天才ばかりなのだ。(※最初違う画像で紹介していましたが、こちらの方が似ているので変えました)

 

⑤わたしの7歳年上の兄

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あいつはどう考えても椎名桔平。じゃない、椎名桔平さん。あまりに似ている身内だから思わず呼び捨てになる。そのぐらい椎名桔平さん。こんな顔で理系の大学院を主席で卒業するやつ。しかも今すぐプロのピアニストになれるようなやつ。幼い頃はバイオリンも習っていて、吹奏楽部ではサックスを吹いていました。お前の方が芸術肌だろうよ。わたしと兄は顔が全然似ていないので、わたしはこの方を女にした感じではありません。わたしは芸能界なんて一生入れない草生える外見。

 

⑤兄のお嫁さん

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松たか子さん一択。わたしの兄は松たか子さんの大ファンで。憧れの人と結婚出来てよかったね!こんな美人な理系の女性誰もがほっとかないのに。このよしこお姉ちゃん(仮名)もこのあとのエピソードに少し出てきます。

 

⑥わたしの父

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平成天皇陛下一択。わたしの父ほど平成天皇陛下にそっくりな方をわたしは知りません。父も自覚していたので。そのぐらいうりふたつ。わたしの記憶の中ではこの写真の時のような天皇陛下で父の外見は止まっています。母は美智子様みたいな方ではありませんでしたが、それでも自他ともに認める美人でした。母は雅子様に似ているかな?ただそっくりではないです。雰囲気は似ています。なので母に似ている方の画像は載せれない。ただお母さん本当に美人。……………わたしは誰から生まれたの?そんな地元で一番偏差値高い大学の法学部を卒業して航空会社に勤めていた父と元スチュワーデスの母。わたしの周りひたすらエリートが多すぎて嫌になる。天皇陛下、あなたは芸能人じゃないのに、画像お借りして本当に………なんて言葉で天皇陛下には謝罪をすべきなのかさえわからないわたしの頭の悪さも含めてお許しください。不都合があればすぐに消します。

 

⑦ロイくん

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彼はこのエピソードにはあまり登場しませんが、この先の更新で最後に少し出てきます。AAAの西島隆弘さんにそっくりです。どの西島隆弘さんの写真見ても本当に似ている。こんな天使みたいな顔で留学してくんなお前。日本は治安いい方かもだけど夜道歩いていたら襲われちゃうよ?ロイくんはベトナム人ですが、ベトナムの方って顔立ち日本人にそっくりなんですよ。特にロイくんはそれまで何人もベトナム人スタッフを雇ってきた元夫(岩本勇気さん)と本部のスーパーバイザーに「日本人みたいな顔立ちだったね〜」って言われていたぐらい、雰囲気が日本人に似ていました。ロイくんとの別れから約1年半経ってから彼のフェイスブックを覗き見したらしっかり男として成長しててたくましさは増していましたが、かなり天使でした。そんなロイくんとわたしは少し似ている顔立ちなのに、わたしはなぜかAAAには入れない草生える顔立ち。なんで!?神様ひたすら不公平!!!!そんなロイくんとのエピソードは【前前前世からずっと。来来来世までもいつまでも。 - わたしはここにいるよ】きっと、1億光年と2千光年前から愛してた。8千光年過ぎた頃から、もっと恋しくなった。

 

ここまで☆

このへんにしときます。他にもF田先生のそっくりさんやロマンスグレーの整形外科医のそっくりさんやわたしの主治医のそっくりさんはいるのですが、名前がわからないという理由からググれないのです。ひたすら芸能界に疎いので。だってテレビを6年間ぐらい観ていないから。こんなイメージがあると読む時楽しいでしょうか?わたしは漫画の二次創作で夢小説を書いていた時は、あまり外見の説明をしていなかったので、今までこのブログでもひたすら省いていたのですが、たぶんイメージはこうやって説明した方がわきやすいよね。だって夢小説って、あまりにヒロインの設定外見がハイスペックだと、その世界観の中で夢が見れなかったんですよ、わたし。どんなファンタジーな話でも自分の外見そのままで夢を見たいという理由から、自分が書く夢小説もヒロインの外見自体が設定ゼロでした。登場するキャラはだいたいその夢小説を読む方はみんな原作で知っているから、あまり説明しなかったの。その名残りなのかこのブログでノンフィクションエピソード書き始めてからもひたすら外見の説明を省いてました。当時は米津玄師さんはまだデビューしていないし。AAAの歌は知っていても西島隆弘さんをまだ知らなかったし。ですがこんな感じの登場人物です!

 

こんな感じの登場人物が織り成す今回のノンフィクション連載はこちらだよ!はじめての方はぜひお時間許す時にページをめくりに来てね。

【第一章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第二章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第三章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第四章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第五章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

【第六章】元夫「勇気」との日々。わたしの学んだ、あなたの「勇気」 - わたしはここにいるよ

 

たぶんリンクミスないよね?誤字脱字はあとで修正します!

じゃーにー!現実とたたかってきますねー!

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona