わたしはここにいるよ

インターネットの片隅で愛を叫ぶ

前前前世からずっと。来来来世までもいつまでも。

Superflyさんは天使!槇原敬之さんも天使!くみっきーは女神!そんなの常識だね!駅のキヨスクがローソンやファミマに変わりつつあってもキヨスクは駅の中そんなの常識だもんね!普遍の真実!わたし?わたしはクズ。星くずになりたいゴミくず!石ころでさえない!むしろ石ころ帽子かぶるから世界から居なかったことにして!でもなかなかイケメンだとは思うよ!イケてるメンタルしてる!今日も朝から死にたかったー!葉月ひろなだよ!こんばんは☆

 

消そうと思った前回の「わかりみの深い完全自殺マニュアル」温存しますね☆

 

消そうとしたんですが、読んでくださった方から「良記事」「下書き倉庫にぶっこんでもいいから消さないで」「あんたにしか書けない」「これで救われる人もいる」と言っていただけたので、むしろ下書き倉庫にぶっこまずに温存しますね!これで誰かが救われるなら、わたしが世界に存在する理由と意味は少しはあるのかもです!

 

わかりみの深い「完全自殺マニュアル」 - わたしはここにいるよ

 

まじで全ては最善じゃないし、神様は全知全能じゃないから。そんな誰もが最善を尽くせない中で「愛」を学びなさい、神など居なくとも「強く生きる術」を学びなさい。としたのが、神様だから。

でも人生楽しいことばっかじゃないし、ぶっちゃけきついことばっかだし、そんな時に「完全自殺マニュアル」があるだけで安心できるじゃん。なかなか「わかりみの深い完全自殺マニュアル」になってるはずだから、どうしようもなくなったら読んでみてね☆

 

わかりみの深い「完全自殺マニュアル」 - わたしはここにいるよ

 

ところで「全ては最善じゃない」とか「神様は全知全能じゃない」とか、お前本当にスピリチュアルクラスタ?本当にスピクラ?って思うよね。完全なるスピリチュアルクラスタだよ。ガチでスピクラだよ。5次元と3次元の境目なんてもうわかんないもん。そもそも「ツインレイ」と出会ってスピクラにならない女性いる?いないじゃん?これもキヨスクが駅の中にあるレベルで常識だね☆なのでわたしがスピリチュアルクラスタ、いわゆるスピクラであるのも常識すぎて。今更説明しなくてもいいかなって思ったんだけど、むしろ「おどるポンポコリン」みたいな歌にしたいレベルで常識。そんな常識はぶっ壊れなくていいよ!コンビニ365日24時間営業は早くぶっ壊れろ☆だけどね!

 

コンビニ24時間営業、ダメ。絶対。 - わたしはここにいるよ

 

しまった。こんな事言ってたら「ツインレイ」との馴れ初め話したくなってきた。今絶賛分離中ですし、再会の気配なんて一寸もないし、ただのわたしの片思いであるのもぶっちゃけ否定できないんですけど!他のこと話そうとしてたんですが、自分で悦に浸る為にも今日は「ツインレイとの馴れ初め」話しますね!ブログなんてオナニーだから。自分が一番気持ちよくてナンボだから。

 

「彼」との最初の出会い

彼との出会い。忘れもしないよ。2017年の……………忘れた。何月何日だっけ。そもそも何月だっけ。3月か4月!か、5月!そんなレベルで忘れた!春っぽい陽気だった気がする!でも彼は黒いダウンジャケット着てた気がするから、3月か4月!か、5月!服装でさえ曖昧だからわっかんない!ただ、とても晴れた日だった。光に溢れた世界はあまりにも美しくて、なんだか、泣くことさえ出来なかった。あの頃は毎日泣きたいことばかりだったのに。この日の1〜2年前から、よく「頭がゾーッとする」感覚を度々味わっていた。「頭の温度マイナスになりました」な、感覚。あの頃のわたしにとってはかなり不快な症状で、毎日の激務からくるストレス過多の証なんだと思っていた。

 

当時わたしは既婚者で、「離婚」を決意したばかり。そのあたりも決意後にかなり離婚についてもめたから、彼と初めて会ったあの日、何月だったっけ?って感じ。わたしは当時32歳。なかなかのいい歳。学歴ゼロ。正社員経験ゼロ。唯一極められたのがコンビニの仕事!夫と雇われという形でコンビニを経営していました。わたしはマネージャーでした。店長が別れた夫ね。そんな中で夜勤を希望してある日面接にきたベトナム人の男の子。面接は店長がしました。そこに本部のスーパーバイザーも居合わせていました。わたしは面接中には事務所には一切入らず、お店で普通に仕事していました。そもそもそいつがいつ面接にお店に来たのかも知らなかった。たぶん商品の「前出し」してる最中だったんだよね。売れた商品の棚に残ってる商品を前に出して「まだたくさんありますよっ☆」ってする詐欺行為ね。

 

そんな「前出し」をしているわたしと、面接終えて事務所から出てきたそいつと目があった。なんとも思わなかった。あの頃は夜勤の面接に外国人が来るなんて日常茶飯事だったし。日常的に茶ァ飲んで飯食う勢いで当たり前だった。でも、なんか、一瞬時が止まった感覚はした。彼の瞳に吸い込まれそう、というか。で、挨拶もせずそいつ帰ってった。わたしも普通に仕事続けてた。事務所に商品の在庫を取りにいったら、店長とスーパーバイザーが「日本人みたいな顔立ちだったね〜」って言ってた。そもそもあいつ何人なん?そんなことさえも思わなかった。「ふーん」って。

 

その頃のシフト管理は店長に任せてたから、そいつを雇う、とか、いつから研修する、とか、あんまわたしは気にしてなかった。てかあの頃は人手不足が重なりまくって、毎日研修ばっかだったし、わたしもよく夜勤との交代の時間まで外国人スタッフを研修してた。「ここはファミリーマート外国人店かな?」ってぐらい局地的グローバル化が進んでた。あの頃ほど母語以外に精通出来たら、と願った日々はなかった。母語以外を勉強する時間なんてなかったけど!コンビニの経営は激務過ぎる☆しかもちっとも割に合わない☆ぶっちゃけやってらんない☆そんなわたしが夜勤との交代の時間までひたすら日本語で外国人スタッフのレジ研修していたある日、制服来て名札つけて先日のベトナム人くんがレジカウンター内に入ってきた。

 

わたしは研修中だから、そいつに挨拶も出来ないまま研修を続けてて、そんなわたしをじーーーーーーーーっと見たかと思うと、いきなり「7$@95$)&$9(^#96ゝ々,%#8%@74!」って大声でめっちゃ早口でまくし立ててきた。いや何言ってるかわかんないから。ベトナム語はさすがにわかんない。英語でさえ無理なわたしにベトナム語がわかるはずない。でもなんかものすごい鬼気迫ってる。「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!聞いてくれ聞いてくれ!良い知らせと悪い知らせがある!!お前は……%’*%@*%#8%#9^#*%#^!!!!!!!!!」ぐらいな雰囲気だけはわかった。でもそれに対して「??????????」ってなるしかないじゃん。で、ひたすらキョトン。としていたら、彼が「名前!漢字!」って言ってきた。明らかな年下に敬語使われないのなんてのも日常的に茶ァ飲んで飯食う勢いで当たり前だったから、なんとも思わずに、当時の苗字をレシート裏に漢字で書いて渡した。それを見て彼は「……おっかしいなぁ…?」みたいな顔してた。「あれぇ?」みたいな顔。

 

今思えば、彼の名札は苗字じゃなくて、ファーストネームが書いてあったんだ。彼の名前は「ファミリーネーム・ミドルネーム・ファーストネーム」の順の名前の綴りなんだけど、店長が名前の「日本人から呼びやすい部分」を選んで名札にしてたんだ。迷惑な話だね。誰もしあわせにならないね!だからきっと彼も、わたしの名札にはファーストネームが書いているはずだって思ったんだと思う。もちろん下の名前なんて名札にしてなかったわたしは、この時もよくわかんなかった。「お前が名前の漢字教えろって言ったんじゃん!あれぇ?みたいな顔すんなし!」って。口には出しませんでしたが。ただ、こいつ漢字はよく理解出来るんだな、とは思った。

 

そしてわたしは研修を終えて、夜勤とバトンタッチ。既存の夜勤スタッフにそいつの研修を任せて、事務所でその日最後の仕事をしてた。あと、いつも店長である夫の運転する車で自宅に一緒に帰っていたから、店長の仕事が終わるのを待っていたっていうのもあった。わたし運転免許持ってないし。そもそも自家用車1台だし。離婚決定してても、まだ詳細な離婚届提出の日とかも決まってなかったし、家を出るわたしの新しい家だってまだ見つかってなかった。部屋を分けて家庭内別居状態でも、一緒に同じ家に帰るしかない。野宿?野宿も考えたけど、出来るだけしたくない!

 

そうして事務所にポツン。と居続けていたわたし。さっきの「名前!漢字!」のベトナム人くんが事務所に入ってきた。いや、あんたさっき研修始まったばかりだよね?今事務所に戻ってくるのおかしいよね?と思ったら、わたしに会いにきたらしい。で、「あの……なんで、まだ、居る?」って聞いてきた。「……?まだ仕事が残ってたし……あ、そっか、ごめんまだ言ってなかった。わたし、スタッフではなく、マネージャーです。店長の奥さんなんだよ」と返した。そしたら彼がめっちゃ落胆。めちゃくちゃ落胆。「店長の奥さんなんだよ」の部分に明らかに落胆。あれ!?なんでそんながっかりする!?え!?もしかしてわたしにほの字になってた!?なんで!?今日会ったばっか……ではないか。こないだ面接の時に1回会ったか。いやそれでも、たぶんキミまだ成人したばかりとかだよね!?明らかに年下なの見た目でわかるよ!キミもわたしの見た目でわかるでしょ??「まじ?30こえてるの?見えないよ、若く見える」とかはよく言われるけど、明らかにお世辞だし、そうじゃないとしてもキミよりわたしがかなり年上なのはわかるよね!?しかもわたしの顔、かわいいとか美人とかいう部類じゃないの、見たらわかるよね!?ほの字になる要素が何もないよね!?

 

とはまたもや口には出しませんでしたが、わたしに好意を持ってくれているのだけは、わかりました。もうわたしも、うぶな少女じゃない。しかも今は夢見る少女でさえいられない「離婚」控えてる。そうして落胆したまま事務所を後にしたそのベトナム人くんと既存の夜勤スタッフをお店に残し、その日は帰宅しました。

 

「あいつ一体なんなん?」

それから、なんとなくそのベトナム人くんの事を考える時間が増えました。お店ではちゃんと店長とマネージャーとして仕事してるけど、自宅は家庭内別居状態で冷え切ってるし。そのベトナム人くんの履歴書を見たら、11歳年下ってわかった。21歳か。若いな。わたしのこと好きなん?一目惚れしたん?する要素もないのに?でも明らかに「あなたが気になります。結婚していて悲しいです」って態度だった。だからって恋愛感情なんてすぐにはわかない。いくら恋愛史上主義だからって。新しい恋なんてもう11年はしてないし、そもそもその11年間ずっと夫に恋してたんだ。結婚してからも夫にずっと本気で恋してたんだ。今冷え切ってるけどさ。ただ、なんとなく、気になる。で、なんとなく、そのベトナム人くんとはじめて会話を交わした日から、なんとなくわたし、体調が良くない。なんか常に頭がぐわんぐわんというか。気を抜くと意識吹っ飛びそうな感じ。朝起きたらめっちゃ汗かいてて「あれ?寝てる間にすごい高熱でも出てて発汗によって知らぬ間に一晩で熱下がった感じ?」みたいな日とか。今考えると、あれは「浄化」だった。「魂の浄化」。何回も繰り返した輪廻転生の間についた「魂の傷」を浄化していた。しかも生理始まったー!生理休暇ほしいー!生理痛やばーい!

 

そんな謎の体調不良と生理痛のやばさを抱えながら、ある日も夜勤との交代まで仕事してた。そしたらそのベトナム人くんの夜勤と交代だった。生理痛の痛み止めの効果切れてきたわたしは(また痛くなってきた……)って思いながらレジカウンター内にいて、そのベトナム人くん……「ロイ(仮名)くん」としましょう。ロイくんのレジ研修を少しだけしてた。そんで(あたたたたたたた!痛い!生理痛いたい!薬の効き目完全に切れた!)と思った瞬間、ロイくんも自分の下腹部おさえだした。え?ってなった。キミもお腹痛いの?って。同時に?って。キミのその痛い部分、わたしの子宮の位置ですよ。

 

あなたに言いたいことがあります。

そして、ふとレジカウンター内でふたりきりになった時に、ロイくんが「………話したいことがある」と言ってきた。「うん。なに?」と聞いたら、「…………言えない」と。わたしはてっきり、仕事に対する不満がもう出たかな?と思い、「いつでも聞くけどさ。店長に言いにくいことなんだろうし。わたしには話せるなら、いつでも聞くよ。ただ、言いたいことを言わないで、一番苦しくなるのは自分だってことは、覚えておきなね」とか言った。しばきに行きたい。当時のわたししばき倒しに行きたい。ボコボコにしばき倒して二度と起き上がれないように再起不能にしたい。ロイくんは、つらそうな顔してた。それから会う度に「言いたいこと、言えそう?」と声をかけた。ロイくんは無言で首を横に振り続けた。

 

その後も、週に1回しかロイくんとは会わないんだけど、わたしは自宅で休んでいるはずなのに、そうなるように意識もしていないのに、いきなりクンダリーニ覚醒したり(これハンパない。死ぬかと思った)、なんか。なんか、ふと、彼の「ロイ」って名前の意味を聞かなきゃならない気がした。わたしの下の名前の漢字には、「澄んだ水」って意味がある。ロイ、って、もしかして、同じように「水」って意味があるのかな?って。てか、なんか、たぶん、名前の意味一緒なんじゃないかな。てか、なんか、なんとなく、彼とは波長がものすごく近い。彼の「話したいこと」も、なんとなく、仕事のことじゃないのは、わかってきた。

 

「もしかして、うちらさぁ……」って感じのことを、彼は考えてる。言わなくても、彼の考えてることが、わかる。だから、彼が仕事で何がわかんないのかが、わたしにはわかる。教えていると、すっごい息が合う。わたしがしっかり言葉にしなくても、わたしが教えようとすることを、彼はちゃんと理解する。一緒にいると、わたしは言葉なしで仕事を教えて、彼は言葉なしで仕事を理解して、動かなければならないタイミングも、待たなければならないタイミングも、そもそも次にレジのどのボタンを押さなきゃいけないのかも、言葉なしで全部伝わる。それを、彼も感じてる。「うちら、言葉なしでお互いのことがわかるよね」って。なんか、それ、当たり前だよね。って。しかも、漢字の意味は本当によく理解している。漢字の成り立ちの由来や、そこから意味を読み取るコツを教えると、顔をキラキラとさせる。幼い頃の、漢字辞典を最初から最後まで読んで顔をキラキラさせてた、わたしとそっくり。そういやわたしも、何故か昔からコーヒーが大好きで。朝は必ずコーヒー飲まないと1日始まらないし、日中も飲まないと仕事になんない。「コーヒーばっか飲んじゃダメですよ!」ってスタッフに言われるぐらい、わたしの身体コーヒーで出来てる。なんでこんなにコーヒーが好きなのかずっとわかんなかったんだけど、そういや、ベトナムって、コーヒー豆の栽培が盛んな国だな。

 

もしかして。魂の波長がすごい近いのかな。ソウルメイト、って聞いたことあるけど、それなのかな。いやいやいやいやいやいやいや。ソウルメイトとかのレベルでもないよ。そもそも、魂一緒なんじゃね?波長が近いんじゃなくて、「同じ」なんじゃね?

 

そう思った瞬間に、頭に「ツインレイ」って言葉が浮かんだ。まだスピリチュアルについて何も知らない、そもそもソウルメイトなんてのもまともに意識したことないのに、いきなり頭に浮かんだ。インターネットで調べてみた。本当にあった。その単語。意味も、わたしが思ったのと一緒。当時のわたしが見たインターネットのページの説明を簡単にいうと「もともとは1つの魂だったのが、男性性と女性性に別れた、魂の“片割れ”であり、ひいては“自分自身”」だと。彼は………彼は。そして、彼のずっと「話したい。けど、言えない」と、わたしに言っていることは。

 

そんで次に会った日に聞いてみた。

「ねぇねぇ。ロイって名前、“水”って意味?」

「ロイ……は………“良い子”」

「ふーん………あのね、わたしの下の名前、こうやって書くの」

 

本名の下の名前を漢字でレシート裏に書いて渡した。受け取るなり、すっっっっっっっごい勢いで、彼は持ってた携帯端末でその意味を調べ始めた。その画面は見せてもらえなかったけど、その漢字をベトナム語に翻訳しているのはわかった。たぶん、彼が、はじめて会話を交わした日に「名前!漢字!」と知りたがっていたわたしの名前の漢字は、これだったんだ。と理解した。彼が、ハッとした顔をした。

 

「………………おなじ」

 

そう言った。同じ。確かにわたしの名前の漢字は「澄んだ水」の他に「情に厚い」とかの意味もあり、最後に「子」がつく。「良い子」とベトナムで訳されていても不思議じゃない。

 

「ねぇ、なんか、はじめて話した日に、わたしに“何か”を感じたよね?」

「……うん」

「わたしも、同じこと、感じる」

 

おまえらーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!どこまでもじれったい!どこまでもじれったい!いや、わかる!わたし既婚者だし!それを彼も知ってる!確かに言葉にしなくてもいつも同じこと考えてる!ただそれにしたって、どこまでもなんでどうしてはっきりと言葉にしない!確かにこの時点で「うちらツインレイだよね」とか彼に言っても、たぶん彼はその言葉の意味は絶っっっ対理解しない!ただ、なんかもうおまえら、じれったい!!!!!!!!絶対このやりとりもうちら宇宙で決めてきた!「次のうちらの名前こんな感じにしよう」「んでもって国籍も分けるぞ」「会った時に一発でわからないようにするためだね!」とか絶対決めてきた!むしろ「お前結婚しとく?俺よりかなり年上になっとく?」「いいよ。加えてそれまでの人生もかなりハードモードにする」「だな。地球卒業試験だしそのぐらい当たり前」「「おれたちならならできる」」シナリオ通り!「通説の逆をいこう!わたしが闇担当する」「お前それ耐えられる?」「大丈夫。………ただどうしてもの時は、助けにきて。」「……ッ当たり前だろっ!」わかった!お前らがかわいいのは十分わかった!早く結婚しろ!

 

「心の支え」になって。

そしてその後、「離婚」を進めていく過程で、長年の激務の疲れも重なり、夫がかなり怒りっぽくなって、職場でも家でも怒鳴られる事が増えた。わたしとロイくんがなんとなく仲良さそうなのも夫には面白くなかったようで、ロイくんにもかなり理不尽なことで怒鳴るようになった。夫は恋人時代から、本当に誰よりもやさしい人だった。こんなにやさしい人、世界に他にいない、ってぐらいやさしい人だった。もう本当に、この人とは終わりなんだ。そんな怒声ばかりの日々で、わたしは「過剰な聴覚過敏」になって、風が窓を揺らす音や、深夜のほんのわずかな物がきしむ音でさえ、耐えられなくなった。電車が走る音とか本当に無理だった。離婚を進めるストレスからも、相変わらず仕事が忙しいことからも、他に頼れる身内も身近な友人もいないことからも、どうしても自我を保ちたいが故にロイくんに「離婚、決めた。フェイスブック見て。メッセージ送った」と、ベトナム語で手紙を書いて彼に渡した。そのフェイスブックのメッセージに「心の支えになっていただけませんか」と書いていた。本当に情けない話なのに、彼はそれを快諾してくれた。

 

それから週に1度お店で会う度に、夜勤するためにお店に来て、事務所の扉を開けて中にわたししか居ないことを確認してから「こんばんは!」って、笑顔で話しかけてきてくれた。その後に恥ずかしそうに「……ひさしぶり」って言ってきてくれた。その彼の「こんばんは!……ひさしぶり」その言葉で、それに添えられる恥ずかしそうな笑顔で、わたしのいつも低くなっていた体温が上昇した。気を張り詰めてばかりの毎日が、その瞬間だけは緩んだ。ありがたくて、なんだか初恋のように、わたしも恥ずかしかった。そして、彼もよく「頭がゾーッとする」感覚をジェスチャーで訴えていた。お互いの居る距離が近くなると、少し収まる。けれど、物理的に離れようとすると、またお互い「頭がゾーッとする」。「頭の温度マイナスになる」。今ならわかる。頭のチャクラがぶわっと開いて、外気との温度差でああなっていた。あ、そうか。彼が来日したのがちょうど当時の1〜2年前。わたしの「頭がゾーッとする」感覚を訴え始めた頃。彼が来日した日から、きっと、わたしは度々頭のチャクラが開いていたんだ。

 

それからもまともな言葉は交わさない。「好きです」なんてお互い口が裂けても言わない。もちろんデートなんかしない。手なんか繋がない、触れもしない。肌なんか指1本触れない。キスなんか、セックスなんか、しない。そんなの要らない。しようとも思わない。もしかしたら、彼はすごいリビドーを感じていたのかもだけど、それでも基本挨拶と笑顔しか交わさない。それだけで、何だって乗り越えてみせるって思った。彼の話す日本語の、疑問系になる時の語尾の上がり方がかわいい。「なんか今日はよく話すね。てか日本語うまくなったね」って言ったら、「〜〜〜〜〜〜〜っ!」って恥ずかしがる。ベトナムの男性は、基本おしゃべりなんです。母語の通じ合う者同士では、男性同士でもずーーーーーーーーっとしゃべってる。その頃のわたしたちのお店にはベトナム人スタッフが本当に多くて、彼らは女性を本当に大切にする。わたしが「失声症」になった時も、なんとか笑わせようと、わざといじわるしてきてくれたり、驚かして声を出させようとしてきてくれたり。そして、ものすごい恥ずかしがり屋。そしてものすごい勤勉家。個人差はあれど、みんな本当にやさしくて、いつも一生懸命で、褒めるとすっごい照れて、穴に入るのかな?ってぐらい恥ずかしがる。そんなベトナムの男性は、本当に素敵だなと思った。

 

そんなベトナムの男性の中で、ロイくんは特に、好きな人にいじわるをする勇気もなく、ただひたすら、覚えたてのカタコトの日本語と、恥ずかしそうな笑顔で、わたしを元気づけようとしてくれる。「なんか今日いい香りだね」って言ったら、「シャワー浴びてきたから……シャンプーだと思う……」って赤面する。なにこのかわいい生き物。わたしがミント味の飲み物を仕事を教えるために買って「飲む?」と聞いたら、「いらない!」ってする。おう、まだわたしひとくちも口もつけてないし、お前はミントとパクチーの国から来たんじゃないのか。ミント苦手なんか。スースーすんの苦手か。かわいい。なんならパクチーはどうなんだ!パクチーはイケるのか!わたしパクチーは絶対食べようと思わない。なんで今あれが流行りまくっててパクチー味の商品が次から次へと店に並んでんのか本当にわかんない。カメムシ流行らそうとしてる犯人誰だ。

 

仕事も、「まだこれは教えてないから、出来なくていいから」っていうことでさえ、目離したら自力でなんとかしようとしてる。いや、出来んでいいんだって!まだ教えてないんだから!てか勝手に自力でどうにかしようとすんな!ぶっちゃけ失敗した場合めんどくさいんだ後処理が!わたしの仕事もう増やさないで☆ってしてんのに、目離したらまた自力でなんとかしようとしてる。「お前は子どもかーーーーー!!それならお母さんの傍から離れないで!わたしぶっちゃけ不眠症だから、睡眠薬飲まなければお母さん数日余裕で起きていられるから、正直昼間クタクタになるまで働いたけど、キミと永遠に一緒に夜勤できるから、お母さんの傍から離れないで!」って言いたくなるぐらい、目離したら自力でなんとかしようとする。しかも要領がいつも悪い。こんなに要領悪い夜勤スタッフはじめて。ぐらい要領悪い。朝お店に行って仕事終わってた試しない。いや、終わらなかったら終わらなかったでいいから、程よく力抜きな。22時〜7時まで、ぶっちゃけ休憩したこと一度もないでしょ?休んでいいから。昼間も学校だったんだし。なんでいつもそんな一生懸命なんだよ。なんでいつも自分だけでなんとかしようとするんだよ。わたしの携帯の番号教えたよね?お店の電話からかけてきていいから、もっと頼ってよ。おでんの鍋洗うスポンジが行方不明だったからって、お店の商品を勝手に自腹切んなよ。お前にそんな余裕ないはずだろ。ぶっちゃけご飯食べるお金にさえ苦労してんの知ってるよ。あんたの1ヶ月あたりのお給料が雀の涙なの知ってるよ。他のとこでも働いてるんだろうけどさ、家賃と光熱費と学費払ったらほとんど残らないはずでしょ?わたしに相談してくれれば、お店の経費としてスポンジ代処理出来るんだよ。仕事に必要なんだから。いつも自力でなんとかしようとすんなよ。わたしなんかあんたに頼りっぱなしじゃん。たまに弱音吐くメッセージをフェイスブックメッセンジャーに送ったりもするし。わたしのいつも書くベトナム語での手紙だって、文法間違いまくりで「ちょっと何言ってるかわかんない」「日本語でおk」みたいな感じでしょ?それでもあんたいつもバカにしてこないじゃん。わたしもあんたの事だけはバカにしないよ。いつも味方だよ。どんだけ失敗してもどんだけ要領悪くても、わたしだけはあんたの味方だよ。あなたほど素敵な男性いないよ。人類史上かつてないほど一番素敵な男性だよ。あなたがいるから、あなたがいてくれるから、わたしがんばれるんだよ。あなたの笑顔を思い出すだけで、なんだって乗り越えてみせるって、思えるんだよ。

 

こんなに愛おしい、まるで、本当に「自分自身」。あなたに出会えるまで、わたしも、それなりに、精一杯生きてきたよ。あなたとわたし、本当にそっくりなんだ。全部、全部、全部、同じ。頭のチャクラがぶわっと開いて、魂が「離れたくない!」ってするぐらい、一晩で高熱を下げるほどの大量の汗をかく浄化を身体が勝手にするぐらい、意図もしていないのに突然クンダリーニ覚醒をしてしまうぐらい、あなたに会えた「奇跡」を身体中が、魂が、毎日喜んでいる。でも。

 

わたしはどうして、あなたと出会えるまでに、自分自身の身体を大事に出来なかったんだろう。ずっと長袖で隠してるけどさ。わたしの両腕、傷だらけなんだ。自分で切った。17の時に。痛くなかった。全く。かなり深い傷なのに。建物から飛び降りたこともある。20の時。下半身不随になりかけた。今も腰に金属ボルト6本も埋まってる。さすがに痛かった。いつもサイボーグみたいな、腰ベルトつけてるんだよ。気づかないだろうけど。大量の薬を飲まないと自我さえ保てない。向精神薬だよ。15の時から飲んでる。睡眠薬飲まないと絶対に寝ないよ。どんなに疲れ果てても。本当に余裕で何日も何日も起きてられる。気は狂いそうになるけど。こんなの、あなたには、絶対言えない。こんなに、自分の身体を傷つけてきたこと、こんなに涙が止まらないほど後悔する日が来るなんて、思わなかった。もしかして、あなたも、痛かったのかな。腕を切った時、痛がっていたのは、あなただったのかな。飛び降りた時も、半分ぐらい、痛み背負ってくれたんじゃないかな。かなりあなたは、小さい頃だったはず。聞けない。「好きです」以上に、絶対、言えない。でも、でも。「好きです」は、もう、我慢出来そうにない。

 

 

「チェイサー」と「ランナー」

そして。離婚が本格的に決まり、夫と「もうお互い、新しい恋をしよう」となった。その頃の夫に大切な女性がいることもわかっていた。離婚が決まっているのに、お互いにそのお互いの大切な人にあり得ないぐらい嫉妬したけど、もうお互い次に進もうよ、って。お互いに泣きながら。11年間本当にありがとう、って。あなたと出会えて本当によかったよ。後悔なんか何もない。別れは悲しい。他人に戻るのは悲しい。ただ、あなたを本当に愛していたよ。あなたも本当にわたしを愛してくれた。誰がなんと言おうと。でも、もうこれ以上は、お互い無理だよ。もう修復は不可能だよ。次に進もう。離婚届の提出までにはまだ時間がかかるけど、わたしに遠慮しないで、その女性のとこにいって。わたしも、ロイくんに、もう、好きって言いたい。もうこれ以上、この言葉を飲み込みたくないよ。

 

そうして、離婚届はわたしの証人の欄を埋めるだけになった。この証人が問題。わたしには身近に頼める人がいない。ただ、あと少しだ。新しい家も見つかり、審査も通った。あとは契約して、お金払って、引っ越して、証人の欄をなんとかして、離婚届を提出するだけ。

 

そして、ロイくんに会った時に聞いた。その時のお互いの連絡手段は手紙かフェイスブックのメッセージのみだったけど、彼はいつも返事はくれない。そりゃ昼間は学業だし、夜間はお仕事だし、暇もない。携帯端末持っていても、彼は常にインターネットに繋げる環境にいない。街中の無料WiFiしか使わない。通話SIMなんか持っていない。だいたいの留学生はそうだ。てかフェイスブックメッセンジャーってぶっちゃけ使いにくい。だから彼はなかなか返事をくれないのかも。ただ、わたしはどうしてもロイくんと連絡がとりたかった。

 

「どうやったら、あなたとこれからも連絡がとれる?」

 

それを聞いてから、わたしからデートに誘おうと思った。まだ日本語に不自由している彼に、わたしは日本語を教えたかった。そしてわたしにもベトナム語を教えてほしかった。あなたの母国の言葉が知りたい。だから、一緒に図書館かカフェに行きたかった。お互いの母語を教え合いたかった。だから「連絡交換が可能な連絡先教えて」って。そしたら、こう返って来た。

 

「………ごめん。ガッコウ、忙しい」

 

と。わたしは正直、彼がLINEのIDとかのフェイスブック以外の連絡手段を持っていることは知っていた。だから、「忙しい」と言いながら、暗に「教えたくない」って断っているのだと、すぐにわかった。

 

「ごめん」

 

そう言って彼は、事務所から出ていった。

 

それまでは、正直、彼の方からいつも追いかけてきてくれた。想いを、気持ちを、感情を、言葉なんかにせず「だいすき!」っていつも表してくれた。こんなに無邪気な子いるかな?って。こんなに不器用な子、他にいるかな?って。こんなにいつも一生懸命な子、他にいるかな?って。こんなにじれったい関係、あるかなって。こんなにも存在そのものと、そこにいてくれるだけで愛おしい人、世界に他にいるかなって。

 

今度はわたしから追いかけよう。わたしから伝えよう。「好きです」って。「大好きです」って。「もっとあなたを知りたいです」って。「一緒にいてください」って。わたしもうすぐこの街を去るから。月に1回でもいい、わたしから会いにくるから。だから、連絡先教えて、って。その前に、一度でいいから、一緒にお出かけしよう、って。

 

「ツインレイ」について調べていたら、主に男性は必ず逃げ出すって書いてあった。男性が逃げ出す「ランナー」女性がそれを追いかける「チェイサー」になると。たぶん、彼はわたしのリストカットの傷や、腰の手術跡や、わたしが大量の薬を飲まないと日常生活さえ送れないことを知ったら、逃げ出す。そんな未来は絶対くる。そんなのわかってる。けど。

 

そんなのひとつも打ち明ける前に、「好きです」さえ打ち明ける前に、彼はわたしのもとを、去りました。一緒に働いていたお店でさえ、彼は辞めて、完全に接点はなくなりました。わたしは、自分の抱えてる病や、障害や、たくさんの身体の傷跡のことは、お店では誰にも言っていない。完璧に気づかれないようにしてる。長袖も、火傷の跡があるから、って言ってる。店長?店長はもちろん知ってる。けど、あの人は、そんなのバラすような人じゃない。わたしが一番知っている。それなのに。

 

何も始まることのないまま。抱きしめたら、きっとひとつに溶け合ってしまう、彼の身体の温度も肌の感触も、なにも知らないまま。あまりにも無力なわたしは、去っていく彼の背中を追いかけることも出来ないまま、独りになりました。

 

「サイレント期間」の始まり

それから夫と「お金」についてひと悶着あり、お互いに憎しみ合ったまま、ロイくんと出会った数ヶ月後の2017年8月にわたしは離婚届を握りしめて家を飛び出し、その直前に車に轢かれそうになっている子猫を保護し、その子と今の家に暮らし始めました。そして翌月2017年9月に離婚届が受理され、離婚が成立しました。その、夫と暮らしていた家を飛び出す前に、ロイくんに、ロイくんの友達に託す形で、手紙を書きました。

 

ロイくんへ

わたし、あなたに恋していました。

またどこかで会おうね。

好きだよ。ロイくん

 

精一杯のわたしの告白でした。「好きだよ」ではなく「愛しているよ」となぜ書けなかったのか。今でも悔やまれます。そして今の一人暮らししている、新しい住所も添えました。そもそもその手紙が、無事にロイくんに渡ったのかも正直わかりません。そして、わたしはおそらく、遅かれ早かれ、この今の家も出ます。彼に教えた携帯の番号も、今は使っていません。その後もフェイスブックメッセンジャーに「元気ですか」とか「メリークリスマス」とか、数回送りましたが、既読にさえなりません。本当にわたしの片思いかもね。そもそもわたし、彼より11歳も年上で。彼は本当に「だいすき!」って接してきてくれたけど、(血迷ってたわぁ……)ぐらい思ってたのかもね。さすがに年下の彼女作られた日には「勝てるわけない」とも思うよ。でも。彼と過ごした、ほんの数ヶ月、心が通い合ったような時間。それまでに視えなかった「オーラ」がいきなり視えるようになっただとか、満月の日に「良いもの悪いもの関係なく引き寄せる」だとか、「わたしの周りだけ天気予報がはずれる」だとか、わたしが必要とするものが思いがけない形で必ず与えられるだとか、ここに書いた事以上に、不思議な出来事もたくさんあり、わたしの生きてきた世界そのものがひっくり返りました。5次元で惹かれ合った彼の魂と、3次元で実際に出会って、その5次元と3次元の狭間にいきなり飛び込んだわたしには、何もかもが「不思議」でしかなく、ひたすら戸惑うばかりの、彼と過ごした日々だった。

 

それらすべてをなかったことにして、新しい恋もしました。その新しい恋で、わたしは生まれて初めて妊娠もしたんです。それが約20年間抱えている病の寛解も出来ていない状態で、大量の向精神薬を短期間で断薬しなければならなくなった理由でした。ずっと排卵を止めていたリスパダールという薬が効かなくなり、エビリファイという薬に変えた途端、妊娠しました。2週間ですべての薬をやめなければならなくなりました。あり得ないぐらいの大量の向精神薬睡眠薬。わたしの当時の1ヶ月分の向精神薬は、人によっちゃ1年分です。長年飲み続けたし、かなりの短期間での断薬なので離脱症状ハンパないですが、お腹の子供のためなら、母親はそのぐらいがんばれます。けど。妊娠の継続は出来ませんでした。その子が生まれていたら、わたしは2019年3月、お母さんになっていました。とんでもないろくでなしな男だったので、シングルマザーだとは思いますが。その男性と付き合っていた期間は、確かにロイくんのことさえ、忘れていました。というか、考えないようにしていたのかもしれません。思い出すと、苦しすぎた。「ツインレイ」と出会ったことで、男性より精神世界に重きを置く傾向にある女性がスピリチュアルな知識を深めていくように、わたしも生まれてはじめてスピリチュアルな世界に触れて知識を深めていっていましたが、「ロイくんはツインレイなんかじゃない」そんなことさえ思うようになっていました。

 

そうして、2018年8月にお腹の子は空に還り、わたしはまた独りになりました。そのお腹の子が空に還った直後、今住んでいる街の都心部で、離婚した夫の姿を見かけました。出張で来ていた感じでした。この街には年に数回、グループ店舗の指導に行っていたし。ちゃんと、背筋伸ばして、前をしっかり見て歩いてる。服、自分で用意出来るようになったんだね。毎晩、次の日の服をわたしが枕元に置いておかないと、朝の着替えにさえ困っていたのに。そんな中でようやく(わたし、そろそろ、ちゃんとひとりで、しあわせにならなきゃいけないなぁ……)と感じながら、ある日海近くの道をひとりでトボトボと歩いていた時、ふと、ロイくんを思い出しました。思い出すの、何ヶ月ぶりだっただろう。彼との出会い。いきなり早口でまくし立ててきた彼。「名前!漢字!」と慌てていた姿。その瞳が「お前はいったい……」とか「なんでここに居るんだ!?」とかの驚きと共に、「やっと会えた……!」と喜びに満ちていたこと。母国も性別も世代も違うのに名前の持つ意味が同じで、二人の間に言葉なんかいらなかったこと。いつもシンクロする体調と感情。それ以外の、まさに「5次元と3次元の狭間」でのたくさんの不思議な出来事。ほんの数ヶ月、「好きです」なんてお互いに打ち明けられなくても、お互いに「だいすき!」と態度で伝え合った日々。

 

どう考えても、ツインレイだ。

 

そう思って顔を上げた瞬間、目の前を、わたしの誕生日のナンバーの車と、彼の誕生日のナンバーの車が、並んで走り去っていきました。感動を覚えました。それまでいくら、天使からのメッセージなるエンジェルナンバーを意識して見ていても、彼の誕生日のナンバーの車なんて、1台も見つけられなかったのに。わたしの誕生日のナンバーの車なんて、そう多くないはずなのに。

 

「無条件」で彼が好き

てかそもそも。彼が「ツインレイだから」好き?違うよね。そんなの条件つきの愛じゃん。あんなにも「存在そのもの」が愛おしい人、いた?あんなにも「世界に居てくれる」ただそれだけで、愛おしい人、いた?連絡くれないから?愛の言葉なんてもらえなかったから?いくら待ってても今の家にも訪ねてきてくれなかったから?わたし、寂しかっただけじゃん。寂しさに耐えきれずに、他の人に逃げただけじゃん。子供を空に還してまで。もう寂しさを他で埋めるのやめようよ。もうこれ以上人を犠牲にするのやめようよ。ちゃんとひとりでも強くなってみせようよ。ひとりになることよりも、ひとりになれないことを恥じようよ。ツインレイだからとかの条件さえも抜きに、ロイくんが好きじゃん、わたし。自分の気持ちに蓋してただけじゃん。途中から認めたくなくなっちゃっただけじゃん。諦めたくなっちゃったんじゃん。で、こんなに忘れられてないじゃん。「好きです」「付き合ってください」そんな言葉を交わして幾月幾年ともにした人よりも、「好きです」「付き合ってください」そんな言葉も交わさずに、ほんの数ヶ月心の通い合った気がした、彼の笑顔が世界で一番だいすきじゃん。もうこれ以上他の誰かを犠牲にしないで、わたし。もうこれ以上自分を犠牲にしないで、わたし。彼を、愛しているんだよ。わたしの魂が叫んでる。「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」

 

ツインレイとは

そもそも「ツインレイ」というものは、同じ時代に、お互い肉体を持って生まれてくるのは、稀な事なんだそうです。

わたしたちの魂は、誰もが「ツインレイ」なる、自分自身の片割れがいます。

その、それぞれの魂が、何回も、色んな時代、様々な国で転生を繰り返し、それぞれの人生で「学ぶべきもの」を学びながら、魂のレベルを上げていきます。

そうして、魂のレベルがある一定に達した時に、ようやく「ツインレイ」と出会います。

なので「ツインレイと出会えた」ということは、たくさんの輪廻転生を繰り返す中で「今世で地球を卒業する」という意味も持ちます。

そんな「ツインレイ」は主に、人生経験をある程度重ねた、30〜50代ぐらいで出会い、既婚者だったり、社会的立場が真逆だったり、国籍が違ったり、親子ほど年齢が離れていたりします。

「それでも、愛せますか?」という「無条件の愛」を学ぶ、地球転生最後の、とても尊い卒業試験です。

そして、主に男性側が「闇」を担当し、女性側が「光」を担当します。

男性性自ら「つらい事は、全部俺が引き受ける」と。

そうして出会った「ツインレイ」は、主に最初、男性が相手を見つけて「特別な人だ」と感じてアプローチをし、アプローチを受けた女性が自身の中に眠らせていた「霊性」を開花させます。そして愛を確かめ合ったあとに、どちらかが逃げ出す「ランナー」になり、もう片方がそれを追いかける「チェイサー」になる「サイレント期間」や「分離期間」というものが訪れ、会うことはおろか、連絡も一切とれなくなり、その間に「チェイサー」は破壊と再生を繰り返しながら「ランナー」への執着を手放し、自分を丸ごと愛し、自分ひとりでもしあわせに生き、そんなひとりでもちゃんと「光り輝いているチェイサー」の魂の「光」に「逃げているランナー」の魂が引き寄せられ、導かれ、意図もしていないのに、ある日突然バッタリ会う、とか、ランナーから連絡が突然来る、とか、チェイサーからの連絡をようやくランナーが受け入れる「再会」が果たされるといいます。

胸が引か裂かれるような「分離」を再びしてでも、お互いに、まだ「学ぶべきもの」があるからです。

 

しかし。
この「一般的」と呼ばれ、ある種の「ツインレイの固定概念」となっているセオリー。
これ、何の意味もないです。
正直このツインレイセオリーにぴったりハマるツインレイカップルの方が圧倒的に少ないし、私はこのセオリーには何の意味もないと思っています。
だってツインレイプログラムって、その目的は「それでも、愛せますか?」という「無条件の愛」を学ぶプログラムなんです。
その「無条件の愛」を学ぶ過程が、必ず異性同士である必要、ありますか?必ず、他人同士である必要、ありますか?
なので、もちろん同性同士、親子間や兄弟姉妹間の「ツインレイ」もあり得ると、私は思っています。


「ランナー」「チェイサー」「サイレント期間」や「分離期間」この概念も、本当は要りません。わたしは説明がしやすいから、使っています。
そもそも「サイレント期間」や「分離期間」そのものがないツインレイだってもちろんいますし、ランナーだろうと、チェイサーだろうと、今会えなかろうと連絡が取れなかろうと
「それでも、愛したいですか?」
それを自問自答してほしいと、私は思います。
「ノー」だったら、それでいいんです。
「イエス」だったら、それでいいんです。
あなたの「気持ち」が一番大事です。
ツインレイだろうとなかろうと「もっと相手のことが知りたい、もっと話したい、もっと一緒にいたい、もっと愛したい」その気持ちが、一番大事です。

 

そして。ツインレイプログラムにおいて一番大事な「それでも、愛せますか?」それは、自分自身に対してもです。
いかに、許せない、嫌い、と感じる自分自身に対しても「自愛」が持てるか。
そして、いかに、許せない、嫌い、と感じる親や家族、友人知人に対しても「慈愛」が持てるか。
私はそのすべてを学ぶことこそ、ツインレイプログラムであり、ツインレイプログラム以外にもわたし達がこの地球に「生まれてくる」という形で遊びにきているのは、そんな「無条件の愛」を学ぶためです。
それが、何よりも素晴らしいことだからです。
そして、何よりも難しいことだからです。

 

わたし達はね、暇だったんですよ。
肉体を持たずに、魂だけの存在で宇宙にいた時。
悲しみや苦しみがない分、思わず涙するような、胸がはち切れんばかりの幸せも、心躍るような楽しみも、なかったんです。
だから「悲しみや苦しみ、幸せや楽しみ」それらすべてを「感じたくて」何回も地球に遊びに来ているんです。
全部全部、ソウルファミリーたちと「次はこんな人生にしようよ」とゲームのようにシナリオも全て決めて「さぁ〜て!果たしてそんなシナリオ通りにいくかは現地に行ってからのお楽しみ〜〜〜〜!」だなんて、記憶から全て消して、遊園地にでも行く勢いで何回もこの地球のアトラクションを楽しんでいるんです。
そこで人生のあまりのジェットコースターの急降下に、泣き叫び、疲れ果て、諦めたくなることでさえ、暇だったわたし達はもう一度感じたかったんです。勝手な奴らですね。責任持ってお前が乗れよ!って感じですよね。わたしか。ってね。

 

うん。でもね。人生はゲームなんです。レベル上げゲーム。そのレベルを上げる途中に、疲れたらね、休んでいいの。いつでもセーブ出来ます。いつでも宿屋に行っていい。いくらでも宿屋にいていい。休んだらまたレベル上げたくなるから。休んでいたら、休むことにもいずれ飽きるから。人間同じことは永遠に出来ないようになっています。不登校?ひきこもり?全然ありだよ。色んなレベルの上げ方がある。誰ひとりとして、その道は同じじゃない。全部全部、十人十色。みんな違って、みんないいの。不登校から広がる世界もあるよ?ひきこもっててもさ、思わずインターネットで仲間求めたりするでしょ?「誰か」って。そう。そのあなたの「誰か」というその気持ち。それが、諦めていない証拠です。出会い系やマッチングアプリにだけは気をつけて、ブルーライトはオフにして、目一杯インターネットの世界を徘徊して楽しんでください。そこからしか広がらない世界もあります。そこからしか学べない人生もあります。その経験が、将来必ず美しい花を咲かせます。想像もしない輝きの中で、思いもよらない花を咲かせます。小さかったら笑えばいい。大きかったら驚けばいい。

 

あなたの人知れず流す涙が、その花を更に美しくさせます。人生の冬とも思える心が芯から凍てつくような悲惨な日々でさえ、すべてがその美しい花の栄養になります。驚かしちゃえ!揶揄してきた奴ら。ディスってきた奴ら。驚かした頃には、そんな揶揄してきた奴らやディスってきた奴らのことなんて、どうでもよくなってるから。
どうか人生のレベル上げゲームの中で、セーブもせず宿屋にも行かず「自ら死ぬ」という本体の電源をいきなり落とすことだけは、しないでください。したくなったら、その時こそ、わたしの書いた前回の記事「わかりみの深い完全自殺マニュアル」を読んでほしい。セーブして、宿屋に行けば、何度でもやり直せます。いくらでもやり直せます。何歳からだってやり直せます。100歳になってからだってやり直せます。明日終わる命として、その前日に「変わってやる」と決意したら。その瞬間から、あなたは変わっています。変身しています。自分自身のスーパーヒーローに。
「自分自身」というラスボスに、勝ったんだよ。

 

全ては最善じゃありません。
しかし、無駄なことなんて、何ひとつありません。出会いも、出来事も、偶然が重なり合っているようで、何の意味もないようで、全てが「必然」です。
人生は「下り坂」「上り坂」「まさか」で出来ています。
「まさか……!」という「奇跡」で溢れています。
そして誰もが最善を尽くせない中で一番学ぶべきものは「愛」です。「自愛」です。「慈愛」です。

 

神様は全知全能ではありません。
神様もみんな個性的な性格をお持ちでね、なかなか癖の強い奴らばかり。しかも頻繁に間違います。しかもなかなかの無慈悲。マジ迷惑だよな!
でもわたし達が神様なんか居なくても「強く生きる術」を学んだ途端、(まじかー)って。(むしろ俺たちに何の意味?)って。ガッカリする奴らもいれば(お見事!)(あっぱれ!)(よきに計らえ!)って泣いて喜ぶ奴らもいる。最終的には全員で笑って、思いもよらない慈悲をくださる。

 

みんなね、「家族」なの。神様も他人もみんな家族なの。ツインレイ、ツインソウル、ツインフレーム、ソウルメイト、それら全てを総じて「ソウルファミリー」と呼びます。
実は「ツインレイ」には「地球規模」とも呼ばれる「使命」があり「魂が統合」するにつれ、それが明確になるといいます。
しかし根底にあるものは「愛」であることに変わりはなく、そして「ソウルファミリー」自体にもちゃんと使命があります。
そしてそんな「ソウルファミリー」は必ずどこかで全てのソウルファミリーが繋がります。だから世界は「ワンネス」なのです。
仲違いにもちゃんと意味があります。
「因縁」という「カルマ」で結ばれた「カルマメイト」もいますが、それすらも大切なソウルメイトです。「因縁」という「カルマ」の「解消」を学ぶ、大切なソウルメイトです。

 

そして、愛もお金も「欲しければ、まず与える」が鉄則です。世の中に溢れている愛される秘訣も、お金が集まる法則も、全てが「欲しければ、まず与え」なければなりません。
しかし。自分自身が満たされていなければ「与える」ことは出来ません。
だから、まずすべきは「自分自身を満たす」ことです。「自分自身を救う」ことです。
世界を救う前に、誰かを救う前に、あなた自身を救いなさい。それが「強さ」です。

 

自分自身を愛で満たしてください。そしてそれを取り巻く世界を、もっと信じてください。「裏切られた」と感じても、それでも自分自身を信じ続けてください。
「わかってくれない」気持ちを暴力で訴えないでください。
ちゃんと「言葉」にしましょう。
そして逃げずに立ち向かいましょう。
あまりにも理不尽☆と感じたら、全力で逃げましょう!
「アーユーハッピー?」人に問わずに己に問え。今すぐ「ノー!」と走り出せ。

 

そして今は「地球の波動が一気に上昇中☆」の時代で、同じ時代に生まれてくるのが稀といわれている「ツインレイ」と誰もが出会える時代と言われています。
あなたの大切な人が「ツインレイ」かもしれません。
自分自身を大事にするように、目の前の相手を、たとえ明日で別れる関係であっても、最後までやさしく、「愛」を持って、大切に接してあげてください。

 

全ての「答え合わせ」は、空に還ってからです。
現代の「常識」や「固定概念」となっているもの。
何が正しくて、何が間違っているのか。
それが全部わかるのは、時代が流れ、移り変わり、そこで生まれた新しい命が「答え」を見つけていきます。
でもそれまで「今」を生きているわたし達の肉体は持たないから。
全ての「答え合わせ」は空に還ってからのお楽しみです。
肉体の命尽き果て、いつか空に還っていって、ソウルメイトたちと
「あんなことあったね」「こんなことあったね」
「あん時のお前かっこよかったわ」「ありがとね」
「いやいやあん時のお前はあり得なかった」「ごめんて」
「「何はともあれ、楽しかったよね!」」
と笑い合えるように。
どうか、頑なに張るような「頑張る」ではなく、あなたの人生を「楽しんで」ください。

 

てかね、前に私ツイッターで「水に流す」って表現は「いつか日本から水資源なくなりますんで、いずれなくなる表現です」とつぶやきましたが、ちょっと誤りがあったので訂正しますね。正しくは「水資源そのものが地球から消失する」です☆
ロイくんと出会った当時「数字と漢字が書き出すと止まらない」ことがありまして、めちゃくちゃアカシックレコードしまくったんですよ。今までの人類の歴史や日本の歴史や他国の歴史も踏まえた上で。そこから導き出した答えです。あらかた間違っていない自信がある。
歴史は繰り返されますんで。
今までも度々この悲劇に繋がる「暦に関する誤り」を人類は繰り返してきたんですが、その度にいくら反対派が「やめたげて!」と叫んでも無理だったので、なんかもう「いずれ地球から水資源なくなる」未来は免れないかな。と思っています。
まぁ、そんなアカシックレコードして導き出さなくても、周知の事実だね☆

 

だからね。「今」を精一杯生きるの。
いつかは失くなる「星の命」の上で、「星の命」を無駄にしないために、目一杯人生楽しむの。

 


最後に

ロイくんとの別れから、1年半と少しが経ちました。

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ロイくんと一番星を、一緒に見つけてみたいです。気がついたら、夜空がこんなにもきれいだよ。と、一緒に星空を見上げたいです。「あの宇宙で、どんな約束を交わしたっけ?」そんなこと思い出せなくていいから、「今、ふたりでこうしているのが答えだよ」と打ち明けられなくていいから、何も言わずに、一度も触れたことのない、彼の手を握ってみたいです。

再会できても、試練ばかりなのも、わかっています。また別れがくることも。「それでも、愛せますか?」そんな出来事が待っているのも、わかっています。それでも、再会できたら。「今度こそ、ふたりで生きよう」そうして「繋いだこの手を、もう離せないよ」と、嘘でもいいから、そう言ってほしいです。 

安心して泣ける場所があれば、他に何も要らないって思う日がある。そんな「わたしの泣ける場所」で。そんな「あなたの泣ける場所」で。わたしを世界に居させてほしい。本当に美しいかもわからない世界を、それでも美しいと言わせてほしい。そんなわたしの隣に、あなたがいてほしい。

奇跡なんて、いつも一瞬だから。これからも、ふたりで奇跡を起こさせて。あの出会いは本当に「奇跡」だった。ツインレイの魂はいつも一緒ってわかっているよ。でも。やっぱりわたしは、自分自身と離れ離れなんて悲しいから。別れからも間違いだらけの日々しか過ごせなかったのに、「あの日の奇跡が、もう一度起きて」と願ってしまう弱いわたしを、どうかまだ今は、許してください。

 

なんかもう来世行く予定の金星での再会でもいいよ。そこでまた「はじめまして」から始めてもいいよ。そんで、はじめての彼氏から、はじめてのキスから、籍を入れるのも、妊娠出産子育ても、最後まで添い遂げるのも彼と。なんていうご褒美人生にしてみようよ。そんな褒美に似合う女になってみせようよ。来世はわたしが男でもいいよ。ロイくんが女だったら誰よりもかわいいよ。世界一かわいいよ。宇宙一愛おしいよ。今度はわたしが男になって、精一杯あいつを守れるようにさ、今世で精一杯強くなってみせようよ。そうしてあいつを見つけに行こうよ。今度はわたしから見つけに行こうよ。そして今度はわたしから言おうよ。

 

君の名は。
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ロイ。わたしはここにいるよ。

今、わたしはようやく歩き出しました。ほんとわたし間違わないと気づけないんだ。遅いよね。わかってる。けど。これからも精一杯生きる。いつか、あなたも一緒に走っていたんだ、って、きっとわかるから。あの時、暗闇を駆け抜ける「勇気」をくれたのは、あなたでした。これからもわたしと一緒に、走ってほしい。そして、あなたは、どうか今、素敵な恋愛をしていてほしい。あなたは本当に、まだ若いから。わたしに「だいすき!」と接してくれたように、これからも。たくさん人を好きになって。嫌いになって。それでもまた人を好きになって。きっとあなたは、今、更に素敵な男性になっているはず。それに見合う女になってみせる。本当にいつも間違いだらけだから、わたし。それに最初に気づかせてくれたのは、あなただったのに、また間違ったから。ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています。

 

銀河何個分かの果てに出会えたあなたと過ごしたほんの数ヶ月。またその色に染まれるなんて思ってもみなかった、あの春の「サクラ色」のわたしを、忘れない。きっと、1億光年と2千光年前から愛してた。8千光年を過ぎた頃から、もっと恋しくなった。

 

前前前世からずっと、きみを探し続けてたよ。

来来来世までもいつまでも、あなたを愛し続けるよ。

何億光年先までも、この歌を口ずさみながら、今度こそ。強くなってみせるよ。

 

(憎しみ合った別れた夫とは、今は和解できてます!あいつカルマメイトだったん?今世でカルマ解消できてよかった☆)

 

葉月ひろな

Twitter @hazukihirona

hazukihirona@gmail.com